三菱自動車は非継続事業?
先週末はダイムラー撤退話一色でした。一時はダイムラー保有株式の売却まで報じられたようですが、それは現在のところ否定されているようです。
もっとも、Nikkei Netに「ダイムラー保有株式は売却方針であり、売却まで三菱自動車部分については非継続事業として扱う」と一時期報じられました(現在は削除されているようです)。ここまで具体的かつマニアックな話が報じられたということは、ダイムラー保有株式の売却は一時期までは事実で、土壇場でとりあえず否定することになった、と考えるべきかと思います。
ところで、「非継続事業」とは日本では耳慣れないかもしれませんが、英語ではDiscontinuing operation と呼ばれるもので、米国財務会計基準書(SFAS)144号に定められています。当期税引前利益の下に、撤退を決めた事業の損益を別表示するというものです。撤退事業の単位としては、components of the entityとされております。またこれも解りにくいのですが、一般には企業が通常開示している売上高や営業利益の単位(いわゆるセグメント)よりは一段細かいレベルと定義されているようです。
財務諸表について、企業の将来のキャッシュフローを予測するために最適な情報を提供することを重要な目的と考えている米国会計基準にとっては、ある意味当然の開示なのでしょう。ダイムラーはニューヨーク証券取引所に上場していますので、米国会計基準が適用されています。最初に米国会計基準が適用されたときは、ドイツ会計基準による実績と比較し、大規模な損失を計上したことで話題になりました。
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