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CSR会計 今夏公表(5/31日経金融)

:金融機関による企業の社会的責任(CSR)への取り組みの一つとして、三井住友海上火災保険は今夏、CSRのコストと効果を定量化して公表する初のCSR会計を公表する。同社の植村裕之社長に、同会計の位置付けと、今後のCSRビジネスの展望を聞いた。

:-環境会計とどう違うのか
「環境の場合は(汚染する)モノと直接結びつくが、CSRは社会性、倫理などを含めたもっと広い概念。だから定量化はその分難しい。しかし我々はチャレンジしていく。8月下旬にCSRリポートと合わせて公表したい。まず形を作り、外部の批判を受けながら改善していきたい。できれば同会計のデファクト・スタンダード(市場標準化)を目指したい」

CSR(Corporate Social Responsibility)については、ゴーログで有名な木村剛氏のコラムが参考になるかと思います。

CSRを数値化して、コストとベネフィットを定量化していくとのことです。確かに損保会社はCSRの推進自体がメシの種ですので、CSR推進の費用対効果を顧客に勧めていく上でこのような提案をしていくインセンティブはあるでしょう。しかし、対策を施さなかったために起きたロスを計算するのは簡単でしょうが、対策を施したために起きなかった負のロス(すなわちベネフィット)を計算することは実際に可能なのでしょうか?この道徳を貨幣価値で計算するような考え方は、どうも私にはしっくりきません。

数年前、環境会計という動き?が一大ブームになりました。この時は環境報告書を発行し、その期の環境会計と呼ばれる数値を公表することが、環境対策先進企業としての最低条件だという雰囲気がありました。おそらく現在でもこれらの企業は同じこと、あるいはさらに進化したことをやっているのでしょうが、少なくとも現在のマスコミの注目度は高くない印象があります。このCSR会計とやら、推進していくのであれば、少なくともCSR対策をやっているという免罪符の役割で終わらせないことに注意する必要があるかと思います。

ちなみにCSR会計をぐぐったところ以下がヒットしましたので参考まで

http://www.nikkei.co.jp/csr/CSR_KENKYU/index.html
http://eco.goo.ne.jp/magazine/files/interview/key_may04-3.html

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