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IFRIC2つの公開草案

IFRICとは国際会計基準の解釈指針を検討するところですが、今回2つの解釈指針案を公開しました。


IFRIC publishes proposed guidance on members’ shares in co-operative entities

これはすでに一般公開されています。協同組合のいわゆる出資金をどう扱うか、という問題を扱っています。具体的には、たとえば生協の出資金は生協にとって負債になるのか、資本になるのか?という論点のようです。この回答は、出資金の返還を要求する権利がないのであればそれは資本、あっても拒否できる無条件の権利があったり、法律上返還が制限されていたりすれば、それは資本。返還を要求できるのであれば、その部分は負債、という結論のようです。

もうひとつ
IFRIC publishes proposed amendment to the scope of SIC-12

これも、かなりテクニカルな内容です。会計基準の適用範囲の話なので、たいへん分かりにくいのですが、まとめるとおおよそ以下のことを言っているようです。

・SIC-12号(いわゆるSPEの連結について扱っている基準)では、報酬に関する制度(年金基金などを想定している)については、IAS19号で扱い、SIC-12としては取り扱わない旨の規定がある。

・ところが、IFRS2号(株式報酬、いわゆるストックオプションの会計基準)では、報酬に関する制度についてIAS19号は適用範囲外ということに改訂している。

・したがって、これらの制度が持っている自己株式はIAS32号(金融商品の開示の会計基準)で扱われることになり、自己資本から控除され、不合理な結果となる。したがってSIC-12の扱いの範囲をもっと明確にしてこのような制度も範囲内にして欲しい

いまいち理解不足ですが、要は年金制度が持っている自己株式のせいで、資本の部が減少したらたまらないので、それに対して対応したというところのようです。

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