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企業結合に関するFASBの暫定的結論(その3)

(つづく)と言っておいて全然続いていなかったものの再開です。
その1
その2

Net income or loss and each component of other comprehensive income would be attributed to the controlling and noncontrolling interests based on relative ownership interests unless the controlling and noncontrolling interests have entered into an arrangement that requires a different attribution. In that case, net income or loss or the components of other comprehensive income would be attributed to the controlling and noncontrolling interests based on the contractual requirements of that arrangement.

:純損益およびその他の包括利益の個別項目については、持分比率に応じて、親会社持分と少数持分に配分される。但し、配分について別個の契約があればそれに従う。

その2は貸借対照表上の表示についてですが、今回は損益計算書の表示についてです。

従来は以下の順番で表示することが一般的でした。

収益
費用
税引前損益
法人税等
少数株主持分(控除)
当期純損益

第二回で書きましたとおり、従来は親会社の視点から見た財務諸表という色彩が濃いため、最終的な当期純損益を計算する過程で、少数株主が享受する利益の部分を控除してしまいます。

しかしながら、今回の改正では、連結を一つの事業体と見る考え方が反映していると見られ、以下のような表記に変更されます。

収益
費用
税引前損益
法人税等
当期純損益
少数株主持分(控除)
親会社に帰属する当期純損益

まず会社全体の当期純損益を算出して、それを親会社分と少数株主持分に配分するというような表記となります。

つまり、今までは純損益(Net Income)といっていた数値は、最終的に親会社に帰属する部分についての数値であったのに対し、改訂後は少数株主に帰属する部分も含めた数値になるということです。前回のIYとセブンの例で行くと、最終的にセブンの個人株主が持っていってしまう部分について、従来は純損益から控除されていたのに対し、改訂後は一旦純損益に含んだあとに、それをIYの取り分と、個人株主の取り分に配分する、という考え方になります。

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