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企業結合に関するFASBの暫定的結論(その4)

Losses attributable to the noncontrolling interest in excess of the noncontrolling interest in the equity capital of the subsidiary would be attributed to the noncontrolling interest rather than to the controlling interest.

:少数株主に帰属する損失が、子会社における少数株主出資の額を超過した場合、その超過部分は、親会社ではなく、少数株主に帰属する。

子会社が債務超過となった場合、それ以上の損失は少数株主に帰属させず、親会社に帰属させるのが原則でした。債務超過の会社が清算した場合、少数株主は株式が紙切れになる損失だけで済むのに対し、親会社はその超過分まで負担するのが通例です。したがって、親会社の立場で見る従来の財務諸表では、貸借対照表上の少数株主持分が0となった場合、それ以上少数株主持分が減少することはなく、それ以上の損失はそのまま連結の欠損金となりました。

今回の改訂案では、連結グループを一つの事業体と考える立場から、少数株主についても親会社と同様の負担をさせる考え方をとります。したがって、少数株主持分が0になって以降、さらに損失が発生するようだと、貸借対照表上の少数株主持分がマイナスとなる可能性があります。

IYの連結財務諸表におけるセブンの連結方法

セブンの資産200、負債100、IY出資60、少数株主出資40の場合

資産 200 / 負債    100
          少数株主持分 40
          子会社株式  60

その後セブンが100の損失を出した場合

資産 100 /  負債    100
           子会社株式  60
           連結剰余金 △60
           少数株主持分 0
(40の損失が帰属するため)

さらにセブンが100の損失を出した場合(セブンの債務超過などありえませんが・・・)
(従来)
資産  0 / 負債    100
         子会社株式  60
         連結剰余金△160
         少数株主持分 0
         (少数株主の負担なし))

(改訂案)
資産  0 /  負債    100
          子会社株式  60
          連結剰余金△120
          少数株主持分△40
          (少数株主も負担)
となるわけです。

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