【映画】いま、会いにゆきます(その2)
そして、次の日、同じ時間、同じ映画館にいました。ただし席は変えて。前から3列目の左端。エンドロールを見るためにはこの辺がベストポジションという学習効果です。
同じ映画を複数回見たことは数あれど、二日連続で同じ映画を見に行くのは初めてのこと。今日は確信犯。思いっきり泣きに行こうとしていました。
そして、目的を達成しました。自分の心と体に潜む邪念が目から洗い流されたようでした。当然既にネタバレなわけですが、ネタバレであるからこそ一つ一つのシーンに貼られた伏線がより涙を誘うのでした。
6週間限定の家族、その中での「おはよう」「いってらっしゃい」という挨拶、家族でとる食事、子供と遊ぶ休日、普段は軽視しているこれら一つ一つのさりげない行為の重要さが、自分の普段の生活に反省を迫ってきます(といいつつ、子供ほうっておいてブログ書いているわけですが)
展開もいいですね。6週間の家族愛の物語で終了と思いきや、一転、愛する者を持った女性の生き方の物語になります。ここでの、竹内結子が実にいいです。こんな魅力的で、演技ができる人だとは思っていませんでした。少なくとも「メイビー」なんて言わされているよりは、ずっと生き生きとしていました。
そしてエンドロールへの展開がまた秀逸です。オレンジレンジでのエンディングには賛否両論のようですが、私は「賛」のほうですね。最近テレビを見る機会がめっきり減ったので、auのCMになじみがないため、普通の人より新鮮に聞こえるというのがあるのかもしれませんが。
年末は映画三昧の予定でしたが、年の最後にこのような映画に出会ってしまったことで、今年はこれで終了せざるを得なくなりました。年始もたぶんこの映画で明けることにことになるでしょう。サウナのように何回か涙を流して、心身健康体になって新年に望みたいと思います。
(written Dec.25)
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