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JUSCPA総会

6月19日はJUSCPAの国際会計基準専門部会と総会に参加。

今回より、専門部会の開催場所は変わったのであるが、場所の地図を忘れるという失態を犯し、一旦職場により、メールを印刷してからの参加。結局定刻より45分遅れの到着。いくらタイムマネジメント本を読み、実践しようとしても、こういったことをまずなくさなければ何の意味もないと、つくづく反省。

専門部会は、排出権(Emission right)について。二酸化炭素排出枠のやり取りにつき、どのように会計処理すべきかという問題。なにせ45分遅れであるのに加え、前提となる知識が必要で、最終的にキャッチアップできず。そもそも会計以前の問題が山積みであるのに、会計論は時期尚早といった感じ。

総会といっても、前半の報告事項と短い講演のあとはただの立食パーティーと化すわけです。結局旧知の方としか話していないような気がします。こういったところもつくづく反省。

まあ楽しかったのですけどね。

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転機の事業再編

2chからいらっしゃった方、電車男で検索してこられた方、はじめまして。
あまり有用な情報に至らなかったかもしれませんが、今後ともよろしくお願いします。

さて、日経新聞が、「会計ビッグバン 転機の事業再編」と題した連載をしております。
krpさんが、きれいにまとめられています。

経営・会計通信: 転機の事業再編

:もし、社長一族を1つの会社と置き換えると、グループ内の再編ですから、持分プーリング法が妥当に見えます。個人株主が共通の場合はグループ間とは認めず、パーチェス法だとしてどのような会計処理になるのでしょうか。メルコホールディングが株式交換時に、旧メルコの資産を時価で取得したとして処理するのでしょうか?これが旧バッファローと旧メルコの合併だった場合どうなるのでしょうか。

会社と「緊密な者」とで議決権の過半数を保有していれば、被保有会社は会社の子会社となります。
「緊密な者」には「自己(注 会社のことです)の役員、または自己の役員が議決権の過半数を所有している会社等」が含まれます。

「マキスホールディング」の実態がよく分かりませんが、仮に牧社長の支配下にあるとすれば、現在でもメルコホールディングとメルコは親子関係にあるかと思います。
したがって、これはグループ内の再編にあたり、新会計基準でもプーリング法が適用されるのではないでしょうか?
(間違っていたらどなたかご指摘を)


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転機の事業再編(下)

NIKKEI NET:総合企業情報

:札幌市の中心部近くにある複合商業施設のサッポロファクトリー。十一年前に鳴り物入りで開業したものの、集客は苦戦が続いている。サッポロホールディングスは二〇〇三年十二月期に、同施設が抱える含み損百八十億円をグループ会社同士の合併により損益計算書を通さず、目立たないように処理した。

記事ではこのあと、三井住友銀とわかしお銀、ニチメンと日商岩井の例をあげて、子会社合併のスキームを使った損益計算書を通さない損益処理について解説しています。トーンはかなり批判的です。これらのスキーム報道の時点では少なくとも日経紙面には批判的なコメントはなかったと記憶しています。おそらくその後勉強したのでしょう(笑)。おおむね的を射た記事だと思います。そもそも子会社どうし合併して連結決算実績が変わるのはおかしいという感覚を持っていただきたいと思います。(税負担が変わることはあるでしょうが。。。)

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転機の事業再編(中)

NIKKEI NET:総合企業情報

:経営再建中の東急建設は二〇〇四年三月期に、三百八十五億円の連結最終赤字となった。昨年十月、会社分割で旧東急建から引き継いだ建設事業の営業権(のれん代)六百八十一億円を一括して損失処理したためだ。

:新基準ではのれん代の価値は時間の経過とともに減価するため、二十年以内で規則的に償却する。だが、何年で償却するかで利益は大きく変わる。
:米国会計基準や国際会計基準ではのれん代の規則的な償却はせず、大幅に価値が低下した場合にのみ、損失計上するルールになっている。

のれんの会計処理についても日米(および国際会計基準)差が残ったものです。この件についても、個人的には日本の処理がしっくりきます。確かに償却年数によって損益が大きく左右されることになりますが、それではDCFによる回収可能性判定がそんなに恣意の入らない立派なものなのか。大いに疑問なのであります。もっとも最長20年というのは長すぎという気がしますが。。。(旧米国基準は40年でした。気の長い話です)

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転機の事業再編(上)

いまさらBack-datedで申し訳ないですが、日経に連載されていました「転機の事業再編」について。

「・・・十月に発足する持ち株会社、セガサミーホールディングスには,セガの会長を兼任する里見社長を除けば両社から三人ずつが取締役に就任する。会計面でも両社の資産を簿価のまま合算する『持分プーリング法』を使う方針だ」

セガとサミーについては、以前も日経金融に記事が載ったときに取り上げました。今回の場合、統合後の議決権比率は、旧サミー側のほうが上ですので、米国基準や国際会計基準ではサミー側が明確な取得者としてパーチェス法を適用することになります。日本の新基準適用後も同様です。

記事のトーンはプーリング法を残したことで、その拡大解釈により「日本の会計は世界の中で信用を失いかねない」と書かれています。個人的には以前書いたように必ずしもプーリング法を否定しません。但し、記事で書いてある「会計制度の変更で経営者はM&Aの成果に対する説明責任をより厳しく問われる」のは事実であり、プーリング法を適用した場合は、単に会計基準で認められているからいいではないかというのではなく、そもそも対等合併の正当性とその成果を明確に説明する必要があるかと思います。

ちなみに、パーチェス法はacquisition methodと改名される運命にあるようです。元ネタはこちら

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監査役の権限

木村剛氏が、監査役について書かれています。これを見まして、私もぜひ一言書いてトラックバックしようと、一応文章らしきものを纏め上げて、さあアップロードしようと準備しようとしたそのとき、isologueにおける磯崎さんの監査役に関する二つの記事を目にしました。

・・・

アップロードを諦めました。私の書こうとしていたことが、豊富な専門知識をバックに、そして圧倒的な筆力で表現されています。しかも、自分の文章の切り札として用意していた最高裁の国民審査との比較までされているとは。何年か先には私もこれくらいの専門知識と筆力を備えたいものです。険しい道ですが。

実をいうと、つい先日まで決算業務担当だった私には、密かな異動希望がありました。それは監査役室スタッフです。制度を知れば知るほど、監査役という役職、その気になればかなりの権限があることが分かってきます。そこのスタッフに就いて、監査役本人を焚きつければ、会社を思うように動かすことができるはず。費用は妥当性を証明さえすれば会社に請求できる。そしてスタッフであるうちは、一時的責任は監査役が負ってくれる。これが、正攻法では社長になれそうもない一経理スタッフの野望でありました。

ところが敵もさるもの。異動希望の部署リストには現在会社にあるありとあらゆる部署が載っていましたが、なぜか監査役室は載っていませんでした。はじめからそのような不埒な考えをもつ人間は排除される仕組みにあるようです(笑)。

:経営陣自らが監査機能の重要性に気づくか、機関投資家や再生ファンドなどがガツーンと「監査役に弁護士と公認会計士(レベルの人)を入れろ」とか言わないと、変わらないと思うですよ。

現状でも弁護士が監査役となっている例は多数あるかと思いますし、米国ではサーベンスオクスリー法により、監査委員会における財務専門家の任命を半ば義務付けていることを考えると、監査役について従来の名誉職的意味合いは徐々に薄まっていくとは思います。しかしながら、「会計士が変わった」直接の原因は「責任追及がきちんと行われる」ようになったからであり、日本の金融危機やエンロン事件などにより訴訟リスクが顕在化したことによるものです。現行制度上で監査役が変わるにはやはり訴訟リスクにさらされる必要があるかと思います。監査役が何をどこまでやれば責任を回避できるかについては商法に明文がない以上、社会通念と監査役監査基準等の自主ルールのバランスで決まっていくものだと思います。だとすれば、「株主総会に足を運んで質問したり、委任状によるとしても議案ごとに議決権を行使したり、株主としての責任を、積極的に果た」すことも、社会通念を変えるという意味ではあながち間違った方向ではないかと思うのですが、遠回り過ぎですかね?

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入試問題

ココログさん、お願いです。あまり高度な機能はいらないから、
まず「書き込める」weblogサービスをお願いします。

さて、土曜は息子の小学校の参観日、日曜は近所の某進学塾の体験テストの付き添いと珍しく教育パパになりきってきました。まだ3年生なのに進学塾とは、田舎出身で塾など知らずに社会人になってしまった私には想像を絶する世界なのですが、まあ無料なので参加してきたわけです。

塾の先生いわく、最近は詰め込み教育ではなく、自ら試行錯誤し、考える問題が増えているとのこと。

典型的な問題

「日本とアメリカ、日本と中国には貿易を通じた深い結びつきがあります。そして、アメリカと中国はその他の関係でも日本と深く結びついています。貿易以外にはどのような点で結びつきがあるのか、どちらか1つの国を選んで、簡単に説明しなさい」
「上で答えた国についてもっとくわしく知りたいと思います。どのように調べていくか計画を立ててください。調べたいことがら、調べ方についてあなたの考えを書きなさい」

前者はともかく、後者は難問ですね。私などは一言「ぐぐる」で片付けてしまいそうな問題です。

さあ、大人の皆さんなら何と答えるでしょう。塾の模範解答はまた後日。

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