« July 4, 2004 - July 10, 2004 | Main | July 18, 2004 - July 24, 2004 »

ある米国公認会計士の白馬山頂への挫折(1) 

「あ、あああ」

1万円近くを残していたハイウェイカードをレンタカーのカーナビの隙間にはさんでおいたところ、私の叫び声とともに、それがずるずるとカーナビの内部にもぐっていき、取り出し不能となった。出発早々、運転席と助手席の確執が始まった。
(ちなみに、運転手がカミさん、助手席が私)

狩人の歌で有名な(え、知らない?)白馬山頂を目指した、7月17日の夜。メンバーは私、妻、愚息、義父、義母の5人。思えば、このときから挫折への序章は始まっていたのだった。

この時点で既に当初の予定より2時間近く遅れていた。

(つづく)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

ご紹介ありがとうございます。

お疲れさまです☆

ご紹介ありがとうございます。

今年はじめにblog書き始めた頃は、芸能ネタや、ドラマネタなど好き勝手に書いていたのですが、最近は会計関係のネタと週末のプライベートネタにあえて絞り込んで書いています。

理由は簡単で、単にどの分野でもいいので、「目立ちたかった」からです(笑)。

芸能ネタは、私よりはるかに造詣の深いかたが多数いらっしゃって、それこそ無数のblogがあります。よっぽどの工夫か、文才がないとまず埋もれてしまいます。会計ネタでも、米国公認会計士ネタでも、やはり私より造詣が深く、大活躍されている方は無数にいらっしゃいますが、そういう方のblogへの進出はまだあまりされていないようなので、多少難しい漢字がごろごろしていても、そっちで目立つほうが手っ取り早いかなとおもったわけです。(ちなみに、難しい漢字は鉛筆持たないからこそ書けるのでは?)。一度目立ってしまえば、あとは多少専門外のことを書いてもみんな耳を傾けてくれるのかな、と思ってたりしています。

てなわけで、少しずつですが読んでくださる方が増えている手ごたえを感じていますので、肩のこらない文章も徐々に加えていきたいと思っています。Myはてなにkoneko04さんのblogも加えておきます。今後ともよろしくお願いいたします。

| | Comments (1) | TrackBack (0)

2商社が年金資産の返還

伊藤忠、年金積み立て大幅強化 141億円の返還受ける(7/14 日経)

:伊藤忠商事は13日、同社が設定する厚生年金基金などが抱える年金資産の積み立て超過部分の一部141億円を、同日付で基金などから返還を受けたと発表した。

:日本の会計基準では、年金資産の返還を受けると利益計上できる。・・・本業と関係ない年金資産の取り崩しで利益を増やせるだけに、議論を呼びそうだ。

:米国基準を採用している連結決算では、年金資産の返還などの概念がない。単体での会計処理は連結決算に影響しない。連結決算では年金資産の増加に伴って年金費用が減るだけで業績予想には折込済み。

丸紅に年金資産返還 今期積み立て超過で(7/15 日経)

:丸紅は14日、年金資産で生じた積み立て超過額の大部分の150億円を6月29日付で厚生年金基金から会社本体に現金で返還を受けたと発表した。・・・2005年3月期の単体決算で150億円の特別利益を計上する。

:米国基準を採用している連結決算への影響はなく・・・

記事を見ると、また日本の会計基準の不透明性で米国基準が健全であるかのように読み取れるのですが、必ずしもそうとは言い切れない面があります。

(なお、以下は推測です。まるで勘違いしているかもしれません)

日本基準では、「・・・年金資産が企業年金制度に係る退職給付債務を超えることとなった場合には、当該超過額を資産及び利益として認識してはならない」と規定されています(退職給付に係る会計基準注解1)。

(まず、年金上の数理債務を即時償却する場合を仮定します)
これは、どういうことかというと、例えば退職給付債務が100であるのに対して、運用がよくなって年金資産が120になったとすると、退職給付関係でネット20の資産があることになりますが、日本基準ではこの20を資産計上して、利益計上することはできません。それは「一般的に年金資産の払い戻しには制限があることから、企業への当該超過額の払戻しが行われない限り、これを利益として認識することができないこととした(退職給付に係る会計基準の設定に関する意見書 四4)」からだそうです。

逆にいえば、企業への当該超過額の払い戻しが行われれば、利益として認識することができるといえるわけで、この2社はこれに基づいて利益計上したものと思われます。

一方米国基準にはこのような制限は、なかったように記憶しています。したがって、20の資産計上がそのまま利益計上されることになります。したがって、20の利益は既に計上されており、本体に現金を返還したとしても、それにより利益計上が行われることはありません。米国基準では影響がないというのはそういう意味であると思われます。

なお、実際には数理債務は即時償却されるわけではありません。上記では20の利益計上が行われると書きましたが、実際にはその20が数年間にわたって利益計上することになるかと思います。したがって、例えば償却期間が5年である場合、最初の1年で利益計上できる金額は4となります。ここで年金資産の返還が行われた場合、日本基準では20の利益が計上されるのに対し、米国基準では4だけの計上が行われることになり、結果として米国基準の方が保守的になるのは確かです。


余剰の20の会計処理
米国基準→償却期間5年の場合、1年間に4ずつ資産計上する
日本基準→資産の返還がなされない限り資産計上はされない。

つまり、年金資産に余剰が生じた場合の会計処理については(資産の返還というイレギュラーな事象がないかぎり)むしろ、日本基準のほうが保守的であるといえるのです。この2社の事例をとって日本基準をあげつらって批判することは、あまりに一面的な見方であると思います。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

UFJ、三菱東京と統合へ

UFJ、三菱東京と統合へ

:UFJグループは13日、三菱東京フィナンシャル・グループと経営統合に向けた交渉に入る方針を固めた。週内にも臨時取締役会を開き、正式に申し入れる。

あまりに大きすぎて、手におえない話題でありますが、

会計の側面から見ると、今までの銀行再編との大きな違いは、MTFGが米国会計基準適用会社であるということです。
したがって、UFJHDの合併(が有力だそうですが)となると、パーチェス法が強制適用になるかと思います。
野次馬的にはこれも興味深いものがあります。

| | Comments (0) | TrackBack (1)

経営・会計通信: 外食からおにぎりまで

経営・会計通信: 外食からおにぎりまで

:現在のam/pmジャパンの株主は新日鉱ホールディングですが、そちらには一銭も入らず、レインズインターナショナルが投資する171億円はすべてam/pmジャパンの事業に使えます。新日鉱ホールディングはいずれは株式を売却する意向のようですが、それがいくらで売れるかもレインズ次第となります。

7月13日付日経金融によると、am/pmは25億円の債務超過に陥っているそうです。これが時価そのものだと仮定しますと。。。

まず新日鉱HDですが、現在のam/pm株式の連結決算上の評価額は持分比率90%とのことなので、△25億×90%=△22.5億となります。増資後のam/pmの純資産は△25+171=146億円。増資後の新日鉱HDの持分比率は33.7%ですので、評価額は146×33.7%=49億円となります。新日鉱HDは何もせずに、70億ばかりの評価益(持分変動益)が転がり込むことになります。

一方レインズ側では171億円かけて得たものは、25億円の債務の62.6%分です。171億円払った結果16億債務が増えてしまったわけで、のれんが187億生じることになります。一体どう処理するのでしょうか?

と、見える数字だけから想像をたくましくしています。実際にはいろいろ見えてないものがあるかとおもいますので姿は変わってくるでしょうが、実績が出るのを待ちたいと思います。

| | Comments (1) | TrackBack (0)

IFRICがキャッシュバランスプランのガイダンスを提案

IFRIC publishes proposed guidance on cash balance plans

The International Financial Reporting Interpretations Committee (IFRIC)* today released for public comment a draft Interpretation D9 Employee Benefit Plans with a Promised Return on Contributions or Notional Contributions giving guidance on the accounting for cash balance plans. These are employee benefit plans with benefits that depend on future returns on assets.

:国際財務報告基準解釈委員会(IFRIC)は、本日、キャッシュバランスプランの会計処理のガイダンスを示した解釈指針案D9を公表した。将来の資産の運用により給付が決まる給付制度のことである。

キャッシュバランスプランは、こちらの解説を参照ください。定義は、個人の仮想口座を設定し、拠出額に一定の利率を乗じた金額を給付額とするものです。年金資産の運用実績が低くても直接は給付額に影響しないため、従来の確定給付型の延長線上で語られますが、一方で「一定の利率」を市場金利に連動させることで、低金利下のリスクをうまく従業員に移転させ、企業としてのリスクを軽減できるため、最近採用する企業が多いようです。

と、理解しているのですが、These are employee benefit plans with benefits that depend on future returns on assets. と書いているのが気にかかります。資産の将来の運用が給付に直接影響するかのような表現をしています。ひょっとすると私が考えているキャッシュバランスプランとは別物が出てくるのかもしれません。

公開草案全文は9日公開予定となっていますが、今のところまだUPされていないようです。UPされたら改めまして読んでみようかと思います。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

本日休暇(笑)

本日一週間分UPの予定でしたが、
選挙速報は見なければなりません。

てなわけで、更新は明日以降で。。。。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

« July 4, 2004 - July 10, 2004 | Main | July 18, 2004 - July 24, 2004 »