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書評:混沌 新・金融腐蝕列島

Amazon.co.jp: 本: 混沌 新・金融腐食列島 上

(以下、前作「再生」を読んでいない方には何のことやら分からない書評となっています)

清水麻紀キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!

容姿端麗、仕事優秀、そして上司に積極的に迫り、地雷化の危険なし、そして鮮やかな引き際。おじさん側から見てこれだけ都合のいい女はいるわけないだろう、っと突っ込みながらも彼女の登場シーンだけはなぜか熱を入れて読んでしまう。そんな彼女が帰ってきました。よっぽどリクエストが多かったのでしょうか。

第一章は、主人公竹中と彼女の偶然の再会と「本物のデート」に割かれています。まあ、勝手にやってくれという感じなのですが、やはり熱心に読んでしまう自分のおじさん度に深く反省。

そして第二章以降からは、第一作から続く鈴木天皇と斎藤会長の確執に、前作ラストで突然登場した阿川社長の苦悩、そして竹中とライバル杉本の関係を中心に話が進んでいくようですが。。。。。立ち読みの私は、そこで書を置きました(笑)。なにせ上下刊合わせて3,400円。おいそれとは払えません。

でもネットなら清水麻紀のために衝動的に買ってしまうかも。これからしばらくは、ネット書店アクセス禁止かな。

(結局書評というより脳内妄想になってしまったことを深くお詫びいたします)


(2004.9.28)
ずっと金融「腐食」だと思ってました。「腐蝕」だったのですね。おわびして、タイトルのみ訂正します。
でも、アマゾンのタイトルバーは「腐食」となっているんだけど。。。。

金融腐食列島 の検索結果 約 2,810 件中 1 - 10 件目 (0.68 秒)
金融腐蝕列島 の検索結果 約 4,330 件中 1 - 10 件目 (0.27 秒)
意外と拮抗しています。

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3メガバンク徹底比較3 財務体質(7/22 日経)

「三菱東京の財務の健全性は、四大銀行グループの中で抜きんでている。・・・自己資本の質を見ても支払った税金の戻り分を見込んで資本に計上する税効果会計への依存度は17%とかなり低い。・・・例えばUFJの税効果依存度をその水準まで下げるには、一兆円を超す税効果資本の取り崩しが必要。仮に実行すればUFJの自己資本比率は現在の9.2%から、国内銀行の基準である4%ちょうどまで落ち込む計算だ」

私は見ていないのですが、同趣旨の記事が日経金融に載ったらしく、磯崎さんがもの申しております。記者氏は磯崎さんのblogを読んでいなかったらしく、日経新聞で恥の上塗りをしてしまいました。

記事に対するコメントは磯崎さんのblogに詳しく書いてあり、何ら異論はありませんのでここでは省略します。

で、「この記事を書かれた記者の方の繰延税金資産に対する理解がちゃんとしてらっしゃるのかどうか、ちょっと不安になってきます。」とのことですが、この記事に限らずどうも日経における銀行の税効果会計関係の記事を読むと違和感を持つことが多いです。たとえ、その記事の趣旨が間違っていない場合でも。

その違和感がどこから来るのかと考えているのですが、どうも銀行関係の記事を書かれる記者諸氏は、銀行の会計の目的はBIS規制に使用する数値の計算を行うことであると(無意識のうちにかもしれませんが)とらえているからではないか、と思っています。全ての仕訳はTire1を計算するためにある、という発想ですね。

そうではなくて、資産と負債を会計のルールに従って評価した結果、その差額が資本の部である、あるいは、収益と費用を適正に計算し、資本取引を考慮した結果が資本の部の増減である、そのような感覚がどうも乏しいような気がしています。

例えば日経のやさしい経済用語の解説で、「税効果資本」(この用語自体個人的に違和感がありますが)とは「将来もどってくるはずの税金をあらかじめ資産と見込んで、それに見合う分だけ膨らんだ自己資本のことを指します」とのこと。「膨らんだ自己資本」という表現が悪意プンプンですが、税効果会計自体が自己資本計算上のテクニックに過ぎないという思想がにじみ出ているように思えます。(「将来戻ってくるはずの税金」という表現もloss carrybackの制度が凍結されている現在では不正確なのですが、とりあえずそれはおいておいて)

ちょっと話はそれますが、10年位前にとある零細企業の経営者の話を聞いたことがあるのですが、その話の中で出てくる経費を全て0.5掛けして話しているのに非常に興味を覚えたことがあります(100万円の請求書の話をしていたはずなのに、いつのまにか50万円の負担という話で進んでいったような感じです)。当時の実効税率はまさに50%くらいであったかと思いますので、その経営者殿は全ての費用を税引き後で話していたわけですね。

今考えるとこれが、税効果会計の原点ですね。100経費を支払ったら50だけ税金が減る。たとえ当期の税金が減らない場合でも、来期以降の税金が減るのだから、当期利益ベースでは50税金を減らしておく、これが通常の会計の感覚なのかなと思います。

ところが、この税金減額効果の特徴として、1.将来課税所得を出さなければならない、2.その将来は5年(現在は7年)以内でなければならない、という制約があります。この制約に基づいて、その効果を再評価しましょうというのが、監査委員会報告第66号「繰延税金資産の回収可能性の判断に関する監査上の取扱い」というわけです。

つまり、通常の会計の感覚で計算した資産を減額した結果、資本の部が減少するというのが実態で、決して所与の資本を税効果会計によって膨らます、という発想は根本的から間違っていると思うのです。もちろん、適正な発想をしていれば、「三菱基準」の税効果比率などという発想が出てきようがありませんね。

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やはり連結決算??

特集 ダイエー最後の審判 タイムリミットは9月!(週刊ダイヤモンド 7月24日号)

Part 2 再建計画の必達を迫られる経常利益底上げのカラクリ

:2004年2月期、ダイエーは単体決算で再建計画の目標を上回る経常利益166億円を計上した。しかし、この166億円にはカラクリがある。完全に合法でありながら、経常利益を底上げする“仕組み”を徹底分析した。

「単体決算では企業の実態を表さない。これからは連結決算の時代」
あまりに陳腐化してしまった言葉ですが、この記事は改めて思い出させてくれました。

当記事で指摘している「仕組み」とは大きく次の3つです。

1.連結子会社のダイエーリーシングカンパニー(DLC)からのテナント料
2.OMCカードのインセンティブ
3.関係会社向けの短期貸付金の増加

1は、テナント管理をDLCに任せ、DLCからは固定の賃料を受領。テナントが入らないリスクはDLCが負うというもののようです。DLCの赤字額は50億円とのことで、本来はこの分ダイエー本体が負担すべきであるという議論のようです。DLCは連結子会社のようですから、連結決算には含まれていることになります。

うちの近所のダイエーでもよくやっていますが、OMCカードの入会促進キャンペーンに関わるものが2です。ここで会員を獲得した場合、OMCカードがダイエーに対してインセンティブを支払っており、カード保有者の優待セールの割引分もOMCが負担していることことです。OMCカードに対するダイエーの出資比率は27%程度のようですが、間接保有を含めると50%超の出資比率のようで、やはり連結子会社となっています。したがってこのOMC負担分も連結決算では織り込まれていることになります。(もっとも出資比率が50%台のようなので、半額弱程度は少数株主が負担しているということになりますが)。

3は関係会社に対するファイナンスを行っていた子会社を取り込んだことによるもののようです。関係会社貸付金が膨らんだために受取利息が増加したとのことです。子会社向けであれば当然連結決算で消去されることになります。

これらがどこまでが意図的なもので「仕組み」であるのかは分かりませんが、単独決算としては確かにリスクを子会社に移転している分だけ利益が上がるのは間違いではありません。ただ、その情報にどこまでの意味があるのか問われると難しいですね。すくなくとも、これで与信を判断する資金提供者はなさそうですし。

結局単独決算というのは、連結決算の基礎資料、そして税務申告の添付資料という地位になってしまうのでしょうか。単体決算締めるのはそれはそれで大変なので、ちょっとさびしい気がします。感傷論ですが。

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火曜ドラマ終了

ソウルを舞台とした恋愛物語。チェ・ジウ演じる主人公が自らの純愛をつきとおそうとするが、美形で金持ちのライバルの妨害に会い四苦八苦。そのうち、交通事故→記憶喪失といった悲劇をたどる。。。

いえ、「冬のソナタ」ではありません。20日までTVK(テレビ神奈川)でやっていた韓国ドラマ「真実」(スカパーでもやっているらしいが)。

冬ソナのユジンさんとは異なり、ふらふらせずに思いは一途なのですが、邪魔者はこれだけではなく、このライバルの尻馬に乗って一山当てようとするユジンさんの元カレ、3人のDQNママ、そして政治的思惑などが複雑に絡み合う、昼メロばりのどろどろした進行に、途中からすっかりはまってしまいました。

結局勧善懲悪で終わるのですが、なぜか最終回は悪のほうばっかり目立って、主役交代の感がありました。

冒頭に書いたとおりネタは冬ソナそっくりなのですが、コテコテ度から言えば、こちらもお勧めです。
ただ、女優はユジンさんなのでいいですが、男優はミニョンさんやサンヒョクさんよりは落ちるかも・・・・

見たい方はこちら
ストーリーは毎日がキャバリアに詳しいのでご参考まで。

で、あー終わってしまったと思いきや、来週からはやはり韓国ドラマの「Happy together」とのこと。「JSA」のイビョンホンに「猟奇的な彼女」のチョンジヒョンとなれば。。。。やっぱり見ちゃうんだろうな。

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ある米国公認会計士の白馬山頂への挫折(3)

夜中は、激しい雨が断続的に降り続いていた(らしい。私は完全に爆睡の世界)。しかし、あとは下山するだけで、道も大したことはない。睡眠十分で、すっかり元気を取り戻したわれわれパーティーをキヌガサの花が、見送ってくれた。
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下山して一時間ほどで、猿倉まで戻る。妻と息子が車を取りにふもとの二股駐車場までバスで向かう。そしてさらに一時間ほどで、全員が車に乗り込むことができた。車で移動しながら、二股駐車場までは結構な距離があり、ここを歩いてしまったことが結局最後まで尾を引いていたな、と実感する。ぜひ次回はリベンジを、と思う。

二股駐車場近くにあるのが大日向の湯。なぜ山に登るのかと聞かれると、下山後の温泉が至福のときだから、と私は答えるのであろう。(完)

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ある米国公認会計士の白馬山頂への挫折(2)

白馬山観光局のサイトより
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向かうのは登山口は猿倉というところである。しかし、朝5時ごろ行く手の道路には、突然、「豪雨により通行止め」との文字が出没しゲートが閉まっている。豪雨とはいっても昨日の話で、現在空は明らかに白んできている。しばらくしてやって来た村の係員の話によると、この道路の担当は国交省で、現在担当者への連絡が取れないので、しばらく待ってほしいとのこと。

しかし、何時までたってもやってこない。7時半の時点でしびれをきらし、猿倉登山口まで歩くことを決意。近くの二股臨時駐車場に車を回し歩き始めると、なんとものの10分もしないうちに、ゲートは開かれ、次々と車が登ってくる。呆然としながら、ひたすら登山口までの坂を登り続ける。本来車で10分のところを一般道を一時間以上歩き続けてようやくスタートラインの登山口に到着。この時点で9時。既に4時間遅れ。それでもぎりぎり頂上にはたどり着けると信じていた。

登山届やら、トイレやらで登山口を出発したのは結局9時半。それでも、白馬尻までは大したことはなく、ほぼコースタイム通りに進む。「ようこそ大雪渓へ」の岩が出迎えてくれる。


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ここでしばし休憩を取り、20分ほど山道をさらに進むと大雪渓が姿をあらわす。ふもとはアイゼンをつける人々でいっぱいである。いよいよ雪山(ってほどではないが)に踏み出すのだ、という妙な緊張感が体を走る。

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早速我々もアイゼンをつけ始める。が、なにぶん全員初めて。自分の分はともかく、義父、義母そして愚息の分Gな時間がかかる。こういうことは事前に練習しておかねば、と反省。

この大雪渓は2時以降は先に進むことが禁止されている。すなわち、2時を過ぎると山小屋までたどり着くのが難しいということである。普通より明らかに劣っている我々のパーティーが出発できたときは12時を既に回っていた。どうも一つ一つの出来事の回り方がよくない。頂上征服に黄信号が灯った。

それでも、まだ前に進むことは諦めていなかった。雪渓を踏みしめ一歩一歩登っていく。アイゼンをつけているとはいえ、それなりにスリップする。
しかし、愚息の様子がおかしい。少し歩くたびにアイゼンが外れるのだ。周りの人や、下山する人に教えを請うも、
どうも子供用の靴のサイズとは合わないことが原因と分かってくる。外れるたびに付け直しているのでは到底先に進めないので、結局アイゼン抜きで先に進むことにする。かなり滑ります。愚息を引き上げながら登るので、こちらもややばて気味となる。

なんとか2時間ちょっとで大雪渓の上まで到達。しかし、今度は義父が待てど暮らせど登ってこない。どうもかなり消耗しているようだ。大雪渓の上は強風。待っているこちらは段々体が冷えてきて、余力がない状態となってくる。妻が下まで降りて、義父を連れてくるが、義父の顔色が体力の限界を訴えていた。現在3時前。ここから頂上まで普通に行っても3時間近くはかかる。このパーティーではその時間をキープすることも無理であろう。まして頂上はかなりの突風で、体を固定するのが大変な状態であるらしい。決断のときであった。

「撤収」

なぜか、下山となると皆元気となる。義父はさっさと先頭に立って下山していくし、愚息にいたってはスキーの真似事をしながら降りていく。手をつないでいるこっちが逆に転倒するありさま。下山となって、それぞれがそれぞれのやり方で雪渓を楽しむことができるようになった。

5時ごろ、「ようこそ」の案内板があった近辺(白馬尻)の山小屋に宿泊を申し込み、同時に山頂の宿にキャンセルを入れる。こういったことは日常茶飯事なのか、宿の対応も手馴れたものである。手続を待っている間の景色は絶景。雪渓も楽しめたし、撤収はしたものの、来てよかったかなと思う。

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