共通会計基準へプロジェクト(1/21 日経)
:企業会計基準委員会は21日、国際会計基準理事会(IASB)との間で企業会計基準の共通化に向けた共同プロジェクトを立ち上げることで合意したと発表した。3月にも東京でIASBのトウィーディー議長らが出席して、第一回の会合を開く方向で調整するという。
プレスリリースはこちらです
以前はこちらのほうでネタにしておりまして、企業会計基準委員会(ASBJ)では、このようなリリースをしています。今回のプレスリリースで、コンバージェンスに向けてさらに一歩前進したことをアピールしています。
今回合意された点として
・経済実態や法制度のような市場環境が同等である場合には、双方の概念フレームワーク又は会計基準の背景となる基本的な考え方を判断基準として利用し、現行基準の差異を縮小することを目的として、現行基準の差異を識別し、評価する。
・双方の概念フレームワークの差異についても検討対象とする。これは、本プロジェクトの中では、別のプロジェクトとして双方が検討することに合意した時点で行う。
と、やたら「概念フレームワーク」という言葉が出てくることが気になります。
概念フレームワークについては、こちらでネタにしています。少なくとも明文化された概念フレームワークはなく、以前に発表したものもあくまで討議資料であり、公式文書ではないとのスタンスをASBJは取っています。であるとするならば、どうやって判断基準としたり、差異を検討したりするのでしょうね。「明文化」されてない概念フレームワークが仮にあるにしても、その比較作業を英語で行うことは相当の困難が予想されます。
まあ、その困難を理解しているからこそ、概念フレームワーク又は会計基準の背景となる基本的な考え方あるいは、双方が検討することに合意した時点で行う。などと細かく逃げをうっているのでしょうけれども。
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