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M&A会計基準素案を正式公表(1/29日経)

企業会計基準委員会(斎藤静樹委員長)は28日、企業の合併・買収(M&A)に関する会計ルールを定めた「企業結合会計基準」の適用指針の素案を正式に公表した。資産を簿価のまま引き継ぐ持分プーリング法が適用できるケースを合併比率などで厳格に限定した。あいまいだったM&Aに関する会計基準を定め、企業の裁量余地を少なくする

コメントの募集(公表)
「事業分離等に関する会計基準」の検討状況の整理(56ページ)
「企業結合会計基準及び事業分離等会計基準に関する適用指針」の検討状況の整理(190ページ)

長っ!
とてもじゃありませんが読みきれたものではありません。とりあえず今回は備忘ということで。

ところで、記者氏、見出しおよび文面から察するに、微妙に分かってらっしゃらないように読み取れるのですが、M&Aに関する会計ルールを定めた「企業結合会計基準」は既に最終決定されており、今回公表されたのは、その適用指針です。持分プーリング法の適用の限定や、「会計基準を定め」たのは、あくまで既に公表された会計基準ですので、念のため。

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羽生王位・王座のサイン会

既に一週間以上も前の話ですが、22日、丸善丸の内本店での羽生さんのサイン会に行ってまいりました。
habusign

さすが、達筆です。でも。。。

「先生、読めません」

玲瓏(れいろう):
(1)金属・玉などがさえた美しい音で鳴るさま。また、玉を思わせる美しい声の形容。
(2)玉のように美しく輝くさま。さえて鮮やかなさま。
(出典 goo辞書

さらに

今北:羽生さんは、最近、色紙を頼まれると「玲瓏」という言葉をお書きですが。
羽生:「八面玲瓏」というのがもともとの言葉で、いつも気持ちが透き通ってクリアな気持ちで・・・という意味のようです。
(定跡からビジョンへ 羽生善治 今北純一 文芸春秋)

とのことのようです。

透き通ってクリアな気持ちですか。
まだまだその境地には遠いなぁ。見透かされた気分です。

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会計基準の共通化 第1弾の6項目選定 (1/26日経)

:企業会計基準委員会(斎藤静樹委員長)は25日、国際会計基準理事会(IASB)との会計基準共通化に向けたプロジェクトの第一段階の対象として、「海外子会社との基準統一」など六項目を選定した。三月上旬にも第一回会合を開き、IASB側に提案する。

:また、日本では会計基準の対象ではない、経営陣の報酬総額の開示を盛り込むか否かも検討する。

企業会計基準委員会(ASBJ)のサイトでは何ら公式の発表がないようです。日経の記事を参考にしますと、今回の対象項目は6項目で、それは、以下を含むということのようです。

・海外子会社との基準統一
・棚卸資産の評価
・セグメント情報
・投資不動産の評価

「海外子会社との基準統一」については、日本公認会計士協会監査委員会報告第56号「親子会社間の会計処理の統一に関する当面の監査上の取扱い」により「在外子会社の会計処理についても、本来、企業集団として統一されるべきものであるが・・・当面親会社と子会社との間で統一する必要はないものとする」と規定されています。単に実務上の便宜であって論理的根拠はありませんから、見直しの俎上に上がっても当然ですね。ただ実務的には大変です。各国の子会社から日本基準に関する情報を収集しなければなりませんので。

「棚卸資産の評価」では、日本基準が原価法を認めていることが最大の相違点として浮上してくることが予想されます。また取得原価の算出方法として、最終仕入原価法などが実務で散見されますが、これも国際会計基準では認められません。

「セグメント情報」では地域別と事業別の開示を求める点では、日本基準と大きな差異はなかったものと記憶しています。ただし、開示の内容として「セグメント別負債」の開示が規定されていたかと思います。資金調達を全社一本で行っている場合は、それを何らかの形で分割する必要があります。(Feb.4 MOさんの指摘により削除)

「投資不動産の評価」については、国際会計基準では公正価値もしくは原価+公正価値の開示という形での表記が求められています。日本では通常の固定資産どおり原価により貸借対照表に表示されますので、IASに合わせるとすると、公正価値の開示が新たに求められることになります。

あと、「日本では会計基準の対象ではない、経営陣の報酬総額の開示」ってのは何でしょうね?国際会計基準でも会計基準の対象ではないと思ってますが。これは規制当局のポリシーの問題であって、会計基準設定主体が議論することではないのでは?

(Feb.4 MOさんの指摘により追加)
経営陣の報酬総額の表示はIAS24号にて規定されています。

(written on Jan.30)

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英ボーダフォン 一転黒字 国際会計基準ベース9月中間(1/24 日経金融)

英ボーダフォン・グループは国際会計基準ベースの2004年9月中間業績を開示した。税引き前損益は、現行の英会計基準による21億ポンド(四千億円)の赤字から一転、45億ポンド(八千七百億円)の黒字になった。買収企業ののれん代を償却しないことが主因で、企業の「見え方」が百八十度変わる結果となった。

英国の会計基準と国際会計基準とで、無形固定資産の会計処理が異なる影響が大きい。国際基準は買収先の、のれん代の処理を減損処理に一本化。買収先の業績が悪化したときに損失を計上する一方、毎期の償却を認めていない。

国際会計基準の導入では、おおむね業績数値がネガティブな方向に働くのが常ですが、これは極端な形で逆に出てしまった事例です。△21億ポンドから45億ポンド。66億ポンドの業績改善というのは半端じゃありませんね。

いわゆる「のれん」については、米国基準が2001年に償却を禁止する代わり、毎年価値の低下がないか確認するテストを行い、価値が低下している場合(記事に書いてある「業績が悪化したとき」は若干不正確です)は簿価を切り下げ、損失を計上するという会計処理を採用しており、国際会計基準もおおむねそれに追随しています。
日本では最近できた企業結合の会計基準においても、このやり方を採用せずに、一定の年数で均等償却する会計処理を採用しています。日本基準から国際会計基準に変更した場合もこれだけのインパクトがあることになります。

ボーダフォンのウェブサイトを見ると、この国際会計基準採用によるインパクトについては盛んに投資家に情報喚起をしているようで、専門のコーナーを設けています。この国際会計基準による9月中間期のプレゼン資料、国際会計基準と英国会計基準との差異の詳細資料など盛りだくさんです。ちょっと読んでみたいと思います。今日は遅いのでこれにて。

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共通会計基準へプロジェクト(1/21 日経)

:企業会計基準委員会は21日、国際会計基準理事会(IASB)との間で企業会計基準の共通化に向けた共同プロジェクトを立ち上げることで合意したと発表した。3月にも東京でIASBのトウィーディー議長らが出席して、第一回の会合を開く方向で調整するという。

プレスリリースはこちらです

以前はこちらのほうでネタにしておりまして、企業会計基準委員会(ASBJ)では、このようなリリースをしています。今回のプレスリリースで、コンバージェンスに向けてさらに一歩前進したことをアピールしています。

今回合意された点として

・経済実態や法制度のような市場環境が同等である場合には、双方の概念フレームワーク又は会計基準の背景となる基本的な考え方を判断基準として利用し、現行基準の差異を縮小することを目的として、現行基準の差異を識別し、評価する。

・双方の概念フレームワークの差異についても検討対象とする。これは、本プロジェクトの中では、別のプロジェクトとして双方が検討することに合意した時点で行う。

と、やたら「概念フレームワーク」という言葉が出てくることが気になります。

概念フレームワークについては、こちらでネタにしています。少なくとも明文化された概念フレームワークはなく、以前に発表したものもあくまで討議資料であり、公式文書ではないとのスタンスをASBJは取っています。であるとするならば、どうやって判断基準としたり、差異を検討したりするのでしょうね。「明文化」されてない概念フレームワークが仮にあるにしても、その比較作業を英語で行うことは相当の困難が予想されます。

まあ、その困難を理解しているからこそ、概念フレームワーク又は会計基準の背景となる基本的な考え方あるいは、双方が検討することに合意した時点で行う。などと細かく逃げをうっているのでしょうけれども。

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PCの老化現象

週後半はFEPが死んでおりました。

最悪の場合、PCの初期化が必要でありましたので、せっせとバックアップ作業にいそしんでおりましたところ、何とか機嫌を直してくれて、現在はだましだまし使えるようになりました。

そういえば、人生で最初に買ったPCもFEPに変調をきたしたあたりからぼろぼろになっていったっけ。。。

というわけで先週末に関しては休載ということでご了承を。

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2005年課題点検 欧州に国際会計基準(1/?日経金融)

:企業をひとつのモノサシで計ることで市場の活性化を図る-。欧州連合(EU)の強い思い込みがこめられた会計統一だが、欧州ではその衝撃を巡って思惑が広がるばかり。ストックオプション(株式購入権)の費用化など、財務内容に重荷となる基準も多く、「会計基準に要注意」という証券会社のリポートが飛び交う。

本筋とはまったく関係ないのですが、「会計基準に要注意」とは英語でMind the GAAPと言うそうです。GAAPというのは一般に認められた会計基準の意味ですね。

で、これはロンドンでよく聴かれるMind the GAPをもじったもののようです。これは日本語でいうと「ホームと扉の間が広く開いておりますから足元にご注意ください」にあたります。ロンドンを旅する前に予備知識があったから何とか聞き取れたものの、知らなければ「マンザギャー」に聞こえたことでしょう。

blogのタイトルに反し、初めてのロンドンねたかもしれません。。。

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菱地所へ収益貢献不透明 藤和不、第三者割当増資を発表(1/14 日経金融)

:藤和不動産(8834)は13日、三菱地所(8802)などへの約129億円の第三者割当増資を発表した。菱地所は藤和不の発行済み株式の33.4%を保有する筆頭株主となる。

:藤和不がどれだけ収益に貢献するかも不透明だ。06年3月期以降は今期の経常利益ベースで30億円程度が菱地所の営業外収益に計上される計算だが、そのまま上積みされるかは疑問が残る。

:今期末の財務リストラ後も損失処理が残る可能性に加え、藤和不が保有する資産の市場価格が簿価を大幅に下回れば再評価が必要になる。「(菱地所の)会計士がより保守的な資産評価を求めれば利益計上額が減る可能性もある」(某アナリスト→原文では実名)

これはどういう意味でしょう?藤和不動産の会計士が認めた処理を三菱地所の会計士は認めない可能性があるということ??こんなこと書いちゃっていいんでしょうか???


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愛の流刑地

XBRLについて調べようと思い、XBRL*café  に行ってみたところ、リンク集が気になり、そこにあった††瞬間の覚書†† にとび、そこからさらににっけいしんぶん新聞に飛んでしまい、つい夢中になってしまった、いわゆる「愛ルケ」ネタ。もとは仕事の予定だったのに、結局こんなことになってしまうから、いつまでたっても時間が足りなくなります。

いまさら言うまでもないですが、日経新聞の最終面にある渡辺淳一氏の連載小説のことです。

渡辺氏いわく

:いま、純愛ブームだという。肉体関係がない、精神的なつながりだけの愛が純粋だと思いこむ。だがそれは単に未熟な幼稚愛にすぎない。精神と肉体と両方がつながり密着し、心身ともに狂おしく燃えてこそ、愛は純化され、至上のものとなる。

とのことなので、「失楽園」の二番煎じであることを連載前から感じ、これは読まないことに決めていました。

ソースはないのですが、かつて「失楽園」について、これはポルノ小説ではないか、というインタビュアーに対して「そう呼びたい者には呼ばせておけばよい」と語っていました。著者の承諾が得られたことですので、それ以来個人的に渡辺氏を「二流ポルノ小説家」と呼ばせていただいております。また「これが大人の恋愛だ」といった趣旨のことを語っていたので、私は恋愛について永遠に子供であることを誓いました。あの世界が大人の世界であるならば、別に大人にならなくてもいいなぁって。

また、氏は「源氏に愛された女たち」の中でしきりに「紫式部は女性なので性描写が少ない、それが男性として不満」ということを述べていました(ちょっとうろ覚えですが)。男性が全員こうだと思われても困ります。だいたい源氏と紫の上のはじめてを詳細に書いたらそれは児童レイプ小説に他ならなくなります。

などといろいろ読んでいたため、今回の小説は意図的に避けていたのですが「にっけいしんぶん新聞」のサイトを覗くと予想以上の世界が展開されているようですね。とくに気に入ったのはこの回の「考えてみると、セックスは音楽に似ているのかもしれない」で始まるフレーズ。いろんな意味で恥ずかしい。中高大とひたすら吹奏楽に打ち込んでいた私は、周りの遊んでいる連中よりよっぽどエクスタシーというものを知っているということでよろしいでしょうか。映画「シャイン」の主人公が読んだらどう思うでしょうね。

というわけで、こんな面白い「新聞」を知ってしまった以上、連載と「新聞」のつっこみを読み比べることが癖になりそうです。

ちなみに、「失楽園」は最後まで読みつづけた唯一の新聞連載小説なのです。不快感をあたえつつも最後まで読ませてしまうこと自体すごい小説なのかもしれませんが。。。。

(written on Jan.16)

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『退職給付に係る会計基準』の一部改正(案)

いろいろ物議をかもしている退職給付に係る会計基準の改正ですが、先日公開草案が出されました。

企業会計基準公開草案第4号 「『退職給付に係る会計基準』の一部改正(案)」
企業会計基準適用指針公開草案第7号 「『退職給付に係る会計基準』の一部改正に関する適用指針(案)」

年金資産が退職給付債務を超過した場合、従来は貸借対照表上未認識としていたものを、この改正案では、資産として認識するというものです。関連記事はこちら

適用時期ですが、(基準第4項)

・平成17年4月1日以後開始する事業年度から適用する
・平成16年10月1日以後平成17年4月1日前に開始する事業年度から適用することができる
・平成17年3月31日から平成17年9月29日までに終了する事業年度に係る財務諸表及び連結財務諸表についても適用することを妨げないものとする

とのことです。

この考え方の変化の根拠として、以下のような環境の変化があるとしています。(第10項)

・退職給付信託に多額の拠出をした後に、厚生年金基金の代行返上が可能となったこと
・厚生年金基金(確定給付企業年金)における掛金の減額等の制限が緩和されたこと

この基準の意図としては、その超過額を規則的に償却することを前提としてますが、そもそも発生した期に一括償却することも認められているために、意図した結果にならないのではないか、償却期間についての見直しが先ではないか、との意見については、

(いろいろな意見があるが)、本会計基準では緊急性の高い「退職給付に係る会計基準注解」(注1)1の見直しを優先させることとした(第13項)

としています。

個人的には、前も書いたとおり、改正案の方向性は正しいと思っています。しかし「緊急性が高い」と言われてしまうと、「そうかなぁ」という疑念が先に立ってしまいます。

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米財務担当者今年10大課題 (その4)

さらに引っ張ります。


7.在庫コストの費用化(Inventory costs)

昨年11月にFASBはSFAS151号を公表し、棚卸資産の取得価額から除外すべきコストについて見直しを行っています。IASBとの収斂の一つです。個人的には、単なるワーディングの問題として気にとめていなかったのですが、意外にも重要性があるのでしょうか。

8.オフバランス項目の開示強化(Off-balance-sheet arrangements disclosures)

SECが本年の早いうちにオフバランス項目の開示に関するステートメントを出す予定ということなので、これが注目を浴びているとのこと。2003年にSECがオフバランス項目の開示の拡充を要求しましたが、これに対応して行われた開示についてSECが調査をしたということなのでしょうか。

9.XBRL仕様による電子開示XBRL

これは書き出すと長くなります。とりあえずこちらを参照のこと。今後XBRLによる自主的開示が増加するであろうとのこと。

10. 財務・業績結果の経営者による分析の充実MD&A guidance.

これも8.同様これからSECがガイダンスを出すであろうという話のようです。特に2年程前から開示が要求されている、重要な会計方針Critical Accounting Policyについての開示が十分であるか再考すべきであるということのようです。

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米財務担当者今年10大課題 (その3)

こちらからさらに続きます

4.税効果の実現可能性(Uncertain tax positions)

日本で銀行が倒れそうになる場合に決まって出てくる繰延税金資産の実現可能性の話題です。当然米国でも実現可能性が低い繰延税金資産は計上できないはずなのですが、確かに日本ほど事細かに規定された計上基準はないようです(欠損金の繰越期間が日本と比較にならないくらい長いということが背景にあるのでしょうが)。ここへ来てこのような基準の明確化の動きが出てきたということは、米国においても繰延税金資産の過大計上が問題になっているということなのでしょうか。
なお記事の原文では、2005年の第1四半期には最終基準が公表されるような書きぶりですが、FASB によると、第1四半期に公開草案が公表されるということのようです。

5.海外子会社の利益の回収(Unremitted foreign earnings)

これは、米国特有の事情によるもののようです。新法に基づき、海外子会社が稼ぎ出した利益に関しての税金の扱いが変わったようです。詳細は勉強不足でわかっていませんので宿題とします。

6.公正価値による企業結合会計(Business Combinations)

企業結合の会計処理を、いわゆるパーチェス法に一本化されてからすでに数年たっているわけですが、FASBはIASBとの共同プロジェクトにおいて、さらに公正価値を厳密に考えようとしています。企業結合時の偶発債務の公正価値による認識、研究開発資産の公正価値での認識などです。本年第1四半期に草案が公表される予定で、本年末には最終草案になるとのこと。

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米財務担当者今年10大課題 (その2)

こちらの続きです。
リンク元を読んでみました。

1.株式購入権の費用計上義務化(Stock Options)

すでにいろいろなところで書かれていますが、昨年末にSFAS123(R)が公表され、ストックオプションの費用化が義務付けられました。2005年6月15日以降に開始する四半期決算から適用とのことなので、通常の企業では今年の7月から始まる四半期決算よりの適用となります。
日本では、年末に費用化を義務付ける会計基準の草案を公開しています。ストックオプションが表象する義務は負債なのか資本なのかという問題は残されているようですが、費用化という意味では同じ方向を歩き出しているといえるでしょう。

2.内部統制報告(Internal Controls)

これはサーベンス・オクスレー法404条に規定される、内部統制に関する企業の義務についてです。大方の公開会社では対応が始まっているので、ここでは非公開会社について、どの程度の内部統制が要求されるのかが興味の対象になっていることを述べているようです。
こちらも、日本では今後内部統制の有効性に関しての経営者の宣誓を求める方向で動き出しているようです。

3.資産負債アプローチの収益認識の動き(Revenue recognition)

収益認識の問題はすでに米国において数年来議論されているところで、SECも盛んに文書を出しているところです。FASBは2005年末に収益認識に関する見解を公表する予定です。いわば会計基準設定のたたき台となる文書であり、今後数年の間に会計基準として設定されるような動きになるかと思います。
日本では、課題としては認識されていますが、動きとしてはまだ鈍いといったところでしょうか。

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韓流

ウィークリーまぐまぐ[総合版増刊号] 2005/01/07 号

>■スタッフ今日の年明けまで知らんかった
>韓流って「はんりゅう」って読むんだね。
                             
・・・「かんりゅう」だとおもっていた・・・

文字情報に頼り、テレビをあまり見ないと、思わぬところで恥をかくことがあります。

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ドラえもんのCDドラマ

昨日、子供が退院してきましたが、眼の安全を考えて、原則的にテレビと読書は禁止しています。そうなると当然愚息は退屈。その対策として、耳からのエンターテイメントを追求し、TSUTAYAめぐりをして借りてきたのがドラえもんのCD。計3種類レンタルしてきました。

ドラえもんベストコレクション 

ドラえもん大行進 
ドラえもん 誕生編

この中でおっと思ったのが、テレビの本放送をそのままCDとして収録したものがあったことです。上のドラえもんベストコレクションにおける、

5)ドラマ「NSワッペン」
6)ドラマ「正直太郎」
7)ドラマ「テストにあんきパン」
12)ドラマ「コベアベ」
13)ドラマ「ごくうリング」
14)ドラマ「けんじゅう王コンテスト」

が、それです。

件のサイトによると、もともと1980年のLPの音声を復刻させたもののようで、どちらかというとわれわれの世代向け。オチがわかっている私にとってはストーリーがよくわかったのですが(当然)、なにせ放映アニメの音声そのままなので、愚息にとっては疑問に思うところも多いようです。(「けんじゅう王コンテスト」で、なぜ最後にジャイアンを倒せたのか、音声だけでは分からない。。。わかる人少ないだろうな)」
まあ、それなりに楽しんでいたようではあるのですが。

古今の名作モノの朗読CDはよくあるようですが、こういったものの漫画編みたいなものもあったら、意外とウケるかもしれないな、と思った次第。

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愚息の入院

9歳になるわが愚息が入院し手術をすることになりました。

といっても入院期間は6日~8日の2泊3日、
手術は7日の午前中の数十分という極めて短期のものです。

症状は斜視

視線がおかしいということは以前から妻が気づいており、
視力低下(9歳にして0.3程度)もそれが原因らしいです。
医者には、「何でもっと早く連れて来ない、9歳じゃ手遅れ
かもしれない」といわれたそうです

しかし、私は気づいていませんでした。
いや、未だに視線がおかしいとは思っていません。

実は私も両眼視機能に不具合があります。
子供のときに聞いた話なので内容はうろ覚えですが、
左右の眼を交替に1つづつしか使ってないとか。

大人になった今でも、野球やダーツが極端にへたくそなのは、
それが原因だと思っています(運動音痴の言い訳)

いままで子供の斜視に気づかなかったのは、自分も同類である
せい、そう思いたいです。

単に、子供の視線をまともに見ることがなかったため
気づかなかったのだとすれば。。。それは猛省事項ですね。

斜視が治らんとしている今となってはどちらが原因か不明の
ままで終わることになるのでしょうが、少しは心掛けを変え
なければなと思っています。

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米財務担当者今年10大課題 首位は株式購入権(1/6日経金融)

:米国の財務担当役員協会(FEI)は2005年の企業の財務報告にかかわる「十大課題」を示した。財務報告への信頼回復へ向けた企業改革法が求める改革はなお課題が山積している。

一応暦は松の内が終わったばかりなのですが、仕事は既に四半期決算真っ只中。正月気分などはるか昔といった感じです。ただ、BLOGだけは正月を理由にサボりまくってました。松の内までは不定期と宣言していましたので、本日以降は定期更新を目指したいと思いますので、今後ともお付き合いください。

で、件の記事です。FEIとは一体どんな団体か、どうやらここらしいです。入会資格などもあり、それなりの団体ではあるようです。どれだけの影響力のある団体であるかは、私は存じ上げませんが。。。。

この10大課題についてはこちらに原文が載っています。日経の訳をそのまま使いますと、順位は以下の通りです。

1.株式購入権の費用計上義務化
2.内部統制報告
3.資産負債アプローチの収益認識の動き
4.税効果の実現可能性
5.海外子会社の利益の回収
6.公正価値による企業結合会計
7.在庫コストの費用化
8.オフバランス項目の開示強化
9.XBRL仕様による電子開示
10. 財務・業績結果の経営者による分析の充実

これだけだと、よく分からない項目もいくつかありますので、詳細は調べてみたいと思います。とりあえず本日は備忘記事ということで。。。

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本年もよろしくお願いします。

2005年になりました。
本年もよろしくお願いいたします。

一応喪中の範疇に入りそうなので、定型的な挨拶は遠慮させていただいてます。
(もっとも中途半端な喪中なので、年賀状は出してしまっているのですが。。。。)

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