DESですか
私も税理士でもなければ、日本語で公認会計士と名乗ることも禁じられている身分です。以下はあくまで独り言ですので、発言の結果につき一切責任を負うものではありません。
(はぐれバンカーさん)
一方、買収される側の債務額はDESにより資本に振り替わるが、この資本への振替金額を簿価にするか(券面学説)、時価にするか(評価額説)が焦点になりそう。
(krpさん)
確かに、評価額説では債務消滅差益が出てしまい、それを消せるだけの繰越損失がないと、税負担が生じてしまいます。これについては、前掲書は705ページはファジーな書き方をしています(引用は控えます)。私個人としては、合理的な再建計画等があり、商法決算を券面額説で会計処理した場合に、税務署がチャレンジできるのであれば、その根拠が知りたいな、と思うところであります。
最近は本を読まずにその辺の雑誌で済ましてしまうことが多いのですが、券面額説を当然の前提で書いている解説記事ばかり見かけるような気がします。
で、根拠なんですが、こんな解説を見かけました。
・債務超過法人の券面額での発行は不利発行にあたるが、あくまで資本取引なので受贈益課税は行わない.
・これは、有利発行を行った場合も、あくまで資本取引として発行法人には寄附金課税が生じないことと整合している。
(参考文献:税務通信2814号)
なんか分かったような分からないような。。。です。
なお、商法の話がありましたが、会計基準上でも債権者側の株式の評価は時価でということで決まっていますね。
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