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2005.02.21

連結の範囲~ライブドア

またgrandeさん経由で日経の記事

「ただ通常の場合、子会社の条件は出資比率5割以上で、取締役派遣などで経営に強く関与しているとみなされない限り、会計上子会社扱いとはされない。そのためにも議決権の過半数確保を目指して買い進む方針。」

私はまた別の面で違和感が。。。

「会計上子会社扱いとはされない。そのためにも議決権の過半数確保。。。」

会計側の人間が言うのもなんですが、そんなに会計上子会社とすることって重要なことなのですかね?というか、ほりえもんはニッポン放送を(そしてフジテレビを)会計上の連結子会社にすることが目的で株買ってるんですか?

「親会社とは、他の会社を支配している会社をいい、子会社とは、当該他の会社をいう」(連結財務諸表原則)
重要なのは支配すること。ほりえもんの目的もここですよね。ニッポン放送を連結子会社にしてライブドアの連結財務諸表を膨らませることができれば、ニッポン放送の経営はどうでもいい?そうじゃないですよね。会計上の親子関係は、支配の帰結として生じるものです。

とまあ、こんな揚げ足とりにこだわるのは、40%を重視する報道が多く、またこれを会計上の連結の範囲とからめた報道を目にするからです。asahi.comとかyomiuri-onlineとか。

もともとこの40%という数値は、実質的に支配している会社を意図的に連結の範囲から外すという行為を防ぐために、設けられた数値です。ライブドアの場合たとえ現在40%の株式を持っていてもニッポン放送の意思決定機関を実質的に支配しているとはまだ言い難いですよね。フジテレビがTOBに成功し、村上ファンドが持ち株比率を維持し続けている場合、この両社が組めばライブドアに対抗できますので。こう考えると、まだこの段階で連結子会社化を云々するのは時期尚早であり、ここでは40%と言う数値にはさほど意味がないと思います(もっとも市場は好感しているようですが)。

ただ、「通常の場合、子会社の条件は出資比率5割以上で、取締役派遣などで経営に強く関与しているとみなされない限り、会計上子会社扱いとはされない。」との表現は、確かに会計基準と照らし合わせると不正確かもしれませんが、ライブドアがニッポン放送に対する支配を獲得していない(と思われる)現状においては、さして違和感を感じないのですが、いかがなものでしょうか。

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