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UFJ買収4兆3千億円 三菱東京の米提出仮定計算(その3)

それでは,3兆円もあるUFJののれんについて。

日本基準の財務諸表はまだ見ていませんが、まだパーチェス法は義務付けられていませんので、おそらくこのような多額ののれんは計上されていないはずです。このように多額ののれんがあるということは、過去の企業結合をパーチェス法で処理していたからということなのでしょう。

(p-F152)
As discussed in Note 1, goodwill is primarily the result of Sanwa Bank’s acquisition of Tokai Bank and Toyo Trust at April 2, 2001. The business combination was accounted for under the purchase method. The aggregate purchase price for Tokai Bank and Toyo Trust was \2,931 billion including common and preferred stock. Goodwill and intangible assets of approximately \2,731 billion and \515 billion, respectively, were recorded. Prior to adoption of SFAS No. 142, goodwill was being amortized over 40 years.

2001年4月に三和銀行が東海銀行および東洋信託銀行を買収したとき発生したのれんが大きいとのことです。2兆7310億円相当の株式を対価とし、合計で3兆2460億円ののれんを計上したようです。ん?買収価額よりのれんの価額が大きいということは、このときの東海銀行+東洋信託銀行の純資産時価はここでもマイナスであったということになりますね。

一方でこんな記述もあります。

In June 2002, UFJ Group acquired an additional 34.36% of the outstanding stock of Tsubasa Securities Co., Ltd. (“Tsubasa Securities”), a broker dealer affiliate of UFJ Group, through the merger of Tsubasa Securities with UFJ Capital Markets Securities Co., Ltd., a subsidiary of UFJ Holdings. The combined company was subsequently renamed UFJ Tsubasa Securities Co., Ltd. The additional interest acquired in Tsubasa Securities was valued at \21,970 million based on the fair value of Tsubasa Securities’ publicly traded stock. The purchase price was at a discount to Tsubasa Securities’ net assets and an extraordinary gain of \12,319 million was recorded.

つばさ証券とUFJキャピタルマーケット証券の合併の際、つばさ証券の株式を追加取得することになったのですが、そのときに得た株式の公正価値が21,970億円であったため、純資産価額で評価していた旧つばさ証券の株式との交換差益が12,319億円出たということのようです。いまいちピンと来ません。眠いのでまた明日考えています。

(やはりファイル開くだけで多大な時間が。。。。何とかならないだろうか)

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EFF、ブログでクビにならないためのガイドラインを発表

一時期休んでいたせいか、アクセス数がうなぎ下がりに下がっております。
やはり、こつこつ続けていくのが一番かと。

そんななか、こんな記事を目にしました。

EFF、ブログでクビにならないためのガイドラインを発表

以前にデルタ航空のフライトアテンダントのケースGoogle社員のケースなどがあったため、私も他人事ではないと読み始めたのですが、

EFFはガイドラインのなかで、顔を知らない人だけでなく、友人や同僚も自分のブログを読む可能性があると、ブロガーに注意を呼びかけている。匿名でブログを執筆することも、トラブルを回避するための対策の1つであると、EFFは述べる。

常々実名でブログを書き続ける方には尊敬の念を抱いておるのでありますが、それはそのような方はごく一握りであるからであり、私が愛読しているブログは匿名のものがほとんどです。実名公表のリスクを十分ご存知の方たちだからだと思います。匿名にすることが「対策」といわれてもねぇ。。。
(米国では実名の方が多いのでしょうか?実名公表のリスクには鈍感なのでしょうか?)

あなたの家族があなたの包み隠さない考えを読んで、ショックを受けたり動揺したりするかもしれない。・・・だからといって、ブログ執筆を断念するべきではない。ブログにはこうしたリスクがあることを肝に銘じ、ブログの存在を周囲に隠したり、あるいは一部の信頼できる人だけにアクセスを許したりするなどの対策を考えるべきである」

常々不倫日記などをブログに書き連ねている方にも尊敬の念を抱いております(笑)。
それはそうと、アクセス制限をかけろとのご指摘。そりゃ安全でしょうよ。でも見知らぬ人からコメントやトラックバックを受けるという刺激もなくなるのですね。友人間だけのブログ、少なくとも自分の目的には合いませんね。

本当の名前を使わないこと、そして会社の所在地や従業員数、上司の飼い猫の毛色など、身元の解明につながるような情報は明かさないことが匿名を維持するコツだ。

そんなこと言われんでも分かってますって。
「上司の飼い猫の毛色」というあたりのジョークは非常に鼻につきます。本筋とは関係ありませんが。

職場のリソースを使ってブログを書かないようにとの忠告も盛り込まれている

まあこういう方もいるのでしょうが、いまどき監視されているのは常識なはず。
それすら知らない方がブログに進出してきていると言うことなのでしょうか?

もっとも、別の意味でリソースといえば、仕事で身に付けたことをどこまで書けるかというのは悩ましい問題であることは事実。もちろん守秘義務に反することを書けないのは当然のこととしても、自分の知識は会社の仕事で得たものがベースとなっているのは否定できず、書いていいことと悪いことがきっちり切り分けられないことは認めざるを得ません。気をつけているつもりですが、人によって判断基準は異なるかもしれません。

自分のブログがGoogleのランキングに表示されないようにもすべきだとしている。

どうもEFFのガイドラインやらは、クビになりたくなかったらひそひそと井戸端会議をやっていろ、というのが趣旨のようです。まあ当然と言えば当然ですが、こんな結論聞いてもしょうがないよなぁ。。。

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JUSCPAフォーラム

昨日16日はJUSCPA主催の講演会に出席。
サーベンスオクスレー法(SOX法)404条対応のコンサルを業としてる方のお話を伺う。

米国の一般上場会社では、昨年度からSOX法対応の開示規定が適用され、12月決算会社の開示が出揃ってきているという事で、早くも分析がなされている模様。

現状、11%の企業が内部統制監査の結果、開示すべき内部統制の欠陥(material weakness)があり、開示を行っているとの事。開示内容としては、財務諸表作成手続に関する欠陥、人材不足による欠陥、税務会計による欠陥などが大きいところであるとのこと。税務担当でSOX法我関せずの立場をとってきた私としては、聞き捨てならない指摘。この辺は、これから自分でもウォッチしてみたいと考えている。

また、それらの欠陥が開示すべき欠陥なのか、単に内部報告が必要な程度の欠陥なのか、取るに足らない欠陥なのか、それらの判定にかなり時間がかかるとのこと。欠陥が実際に財務諸表に影響する可能性は大きくなくても、仮に影響した場合の金額が大きなものであれば、重要性がないという理由でomitできないため、監査は厳しく感じる傾向とか。

こうした開示にかかる一連の手続の結果のコストは、法制定時の予想をはるかに上回っており、これらのコストをBenefitに見合ったものにしていくために、どのような付加価値をつけるかの検討が必要とのこと。とくに日本企業への適用は1年のびているため、いまから先の姿を見据えて対応を行っていった方がいいとのこと。なるほど。

現在の監査基準の改訂作業で、我が国でも似たような制度導入がされると噂されているようだが、このような作業に、日本の全上場企業が耐えていけるのだろうか。いや、企業だけではなく、会計士、規制当局も手探りであるのは現在までの米国も同様。日本で導入するまで、どれくらいの混乱が起こるのか。そろそろ、日本においても他人事ではなくなってくる模様。

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