« おかげさまで | Main | ベル24”連結外し”は適切なのか(2) 野村は? »

ベル24”連結外し”は適切なのか(1/14 東洋経済)

日興コーディアルグループ(以下、日興。有村純一社長)の会計処理について、会計の専門家の間から疑問の声が上がり始めた。
ことの発端は昨年末だ。12月28日に発売された『月刊現代』は、日興が特別目的会社(SPC)を通じて買収したコールセンター運営会社・ベルシステム24(以下、ベル24)を連結決算に組み入れなかったことに関して、「粉飾の疑いが濃い」と断定した。「評価益という『いいとこどり』をするために、SPCという枠組みを悪用したのではないかとの疑惑が浮かび上がってくる」と同誌は断じた。
続く翌29日の日本経済新聞が「中央青山監査法人が日興に当該SPCを連結決算の対象とするように要請した」と報じるに及んでほかの報道機関も事実確認に動いた。

私は、この日の東洋経済の広告で初めて知ったのですが、既に年末から大騒ぎだったのですね。年末も新聞読まなきゃだめですね。

で、決算真最中につき、読み解いている暇がありません。
少しずつ解き明かしていきたいと思います。

取り急ぎ記事の主旨を備忘のためまとめてみました

① 日興はベル24を約1,400億円かけて100%子会社化したが、それを連結子会社としていない点

経緯
・日興プリンシパル・インベストメンツ(日興PI、日興の100%子会社)が100%出資するSPCであるNPIホールディング(NPIH)がベル24の第三者割当を引き受け

・その後、当時の大株主で法廷闘争に敗れたCSKが持ち株をNPIHに譲渡。さらに少数株主に対するTOB、などによりNPIHがベル24の株式の100%を保有するにいたる。この間に費やした総額は2400億円にのぼる。

・ ベル24を連結子会社化していない点について、日興は、日本公認会計士協会の監査委員会報告に基づいて、傘下に入れる目的で行われていないことが明らかな場合は子会社に該当しないとして取り扱うべきとされている、とコメントしている。

・ 野村HDがミレニアムリテイリングを連結対象としていることについて日興は「野村さんは米国会計基準を採用しているのに対して、当社は日本基準。あくまで土俵が違う」と説明。

② EB債の評価益の計上について

・ NPIHが発行したEB債(他社株転換可能債券)の評価益を05年3月期に計上
・これは上場廃止前の最終時価に基づいたもので机上の利益ではないか?
・日興は時価会計ルールにのっとった計上であると説明

③ その他
・SPCをかませた事について日興は買収の過程で自然と複雑なスキームになったと説明。
・業績連動型の役員報酬で有村社長の役員報酬は急増
・ 日興の監査には中央青山の奥山理事長が自ら業務執行社員となっている

|

« おかげさまで | Main | ベル24”連結外し”は適切なのか(2) 野村は? »

「経済・政治・国際」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/12395/8120287

Listed below are links to weblogs that reference ベル24”連結外し”は適切なのか(1/14 東洋経済):

« おかげさまで | Main | ベル24”連結外し”は適切なのか(2) 野村は? »