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金沢出張

行ってきました。
例によって夕方到着して、夜仕事して、朝一に帰るという美味しさのない出張。

金沢の業務出張であれば、通常は空路であろうが、今回は行きは鉄路を選択。職場のロケーションと、羽田・小松の移動、そして到着時間の関係から、今回に限っては鉄路のほうが安く効率的であるという判断からである。新幹線で2時間、特急しらさぎで2時間。苦痛な方には耐えられないかもしれないが、私にとっては全然苦にならない。乗り物、とくに鉄道は(普段乗っている通勤路線を別として)乗っているだけで癒し効果がある。私だけ?

この経路であれば、米原乗り換え。米原での短い途中下車の間に「てき重」を購入。冷静に考えれば普段昼食に400円台の弁当を食べている私が1300円の弁当など絶対手を出すわけがないのだが、旅先だと抵抗なく手が出てしまう。恐ろしい。実はこういった加熱式の駅弁を食べるのは初めてなのだが、こういった冬の旅ではありがたい仕掛けである。合法的な底上げ(なんせ体積の半分以上は保温材なので)という気もするが。

米原は好きな駅。北陸路への交通の要所として作られた駅であるため、その重要度や利用客数の割には駅前がまったく開けていないという非常にアンバランスな駅なのである。この前まで米原町であったはずなのだが、ここも御他聞にもれず周囲と合併して米原市に昇格しているようだ。そして現在では千代生誕の地として観光客誘致に懸命である。

そして、その千代はJR西日本管内のいたるところで(そして税務署でも)、いつも出迎えてくれるのだが、金沢に行くと、別の女性芙美が出迎えてくれる。

そう、宿泊があのAPAホテルなのである。

今回は見識を疑われるので、東横インはハナから除外。前にも泊まったことのあるここを選んだのは、この時期にあえて田原俊彦をイメージキャラクターにしているという英断に敬意を表して、ではなく次の三点で私の小市民的欲求を満たしてくれるからである。

1.LANケーブルあり
もっとも今回はほとんど使わなかったが

2.大浴場あり
普通に金とって営業しているスパが併設。宿泊者は無料となる。この歳になってもいまだユニットバスに慣れない私には強力なアドバンテージ。朝からやっているところもいい。露天風呂もあるが、氷雨降る金沢の6時は強烈に寒かった。

3.朝食バイキングの充実
とにかく種類が多い。シェフが立っていてオムレツを作ってくれたりする高級感の演出もある。まあ味は並だが。

これで楽天トラベル経由6,500円は個人的にヒット。

ただ、部屋は日本の建築技術の極みともいうべきの狭さ。これに耐えられない人は避けたほうがいいかも。私は寝るだけなので気にならなかったが。

しかし、いつになったら私は高級ホテルを心ゆくまで楽しめる「大人」になれるのだろうか。一生なれないような気がしてきた。

(written on Mar. 5)

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Tracked on 2006.03.19 06:38 PM

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