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【読書】星々の舟 村山由佳

村山由佳、初体験。

・・・だって、この歳になって「おいしいコーヒーのいれ方」でもないでしょう。
なんか気にはなっていたんですが、なかなか書店のレジに持ってはいけませんでした。

でも、直木賞。浅田次郎や山本一力と一緒。おじさんが読んでもきっとおかしくない、そうに決まっている。そう思い、今回は勇気を振り絞って堂々と購入しました。
(と、かつて山本文緒や唯川恵を買うときも同じ言い訳をしたような記憶があるのですが・・・)

内容は、一つの家族(性格には親戚)のメンバーが歩んでいるそれぞれの人生を描くというもの。妹萌え、不倫、婚約破棄、団塊世代の苦悩、いじめ、従軍慰安婦、こういった主題のごった煮。

それぞれはよくある主題。これだけの数の主題を織り込めば、くどくなってしまいかねないのですが、それらの主題を家族という接点からコラボレーションさせて、ストーリーにテンポ感を持たせているとともに、過度に深く掘り下げず、それぞれを軽めに描くことで、上手く胃もたれ感を回避しています。私もこのテンポ感にのり一気に読んでしまいました。テーマが重苦しい割には読後感がいいです。面白い作品であったと思います。

ただ私より若い世代はともかく、団塊世代、従軍世代の方々がこの描かれ方をどう思うのでしょうか。作者はかなり背伸びをしながら書いているように感じます。きっとその世代からはそれなりの反感が出てくるかと思います。作者にとっては一大冒険であったでしょうが、これをきっかけに、私がレジ堂々と持っていける作品をもっと書いてほしいと思います。

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