木村建設、一部役員だけで決算承認・利益水増しの背景に
耐震強度偽装事件で、木村建設(熊本県八代市、破産手続き中)は決算を承認する際、取締役会を招集せず、木村盛好社長(74)と経理担当役員らごく一部の役員だけで行っていた疑いのあることが関係者の話で21日、分かった。警視庁などの合同捜査本部は、同社の不正な業績水増しの経理操作を可能にした背景には、決算のずさんな承認手続きがあったとみて調べている。
耐震強度偽装事件で、利益水増しの疑いが持たれている木村建設(熊本県八代市、破産手続き中)の監査役を務めた税理士が、警視庁などの合同捜査本部の調べに対し「就任以降、一度も監査役としての仕事を依頼されなかった」と話していたことが、22日分かった。同社の決算承認手続きが形骸化していたことを裏付けるとみて、同本部は建設業法違反容疑での幹部らの立件に向け詰めの捜査を急いでいる。
次の記事の予測
「・・・・木村建設は商法で義務付けられている決算公告を設立以来行っていなかったことが警視庁の捜査で明らかとなった。同社の隠蔽体質がここでも表面化された」
かなりの数の中小企業がしょっ引かれそうな記事ですなぁ。
まあ監査役も世間的には一応期待されているということで。
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