松本出張記(2)
翌朝帰りの電車に乗る前の松本城。八時半から開城しているため、なんとか帰りの電車前に滑り込むことができた。が、さくっと見てさくっと帰ろうとする意図を見透かすように、中は急勾配の階段。石川数正にはバリアフリーという発想は全くなかったらしい。半ば汗ばんで天守閣に到着。開け放した天守閣の風は心地よい、と思ったのは一瞬だけで、観光客がまだ来ないたった一人の師走の天守閣は肌寒いのである。快晴であればアルプスの山々も望めそうだが、朝一ということもあり、上空には靄が。これも残念。そして、山男なら知っている。急勾配というのは登りよりも下りの方がリスキーなのである。少なくともパソコン担いで行くところではない。一日かけてゆっくりしたい。どこに出張しても思うことは同じである。
城についての詳しい解説はおおたさんのブログに譲る。素人目にはただただその黒さが印象に残る。
そして、その黒さを盾にとって、松本城を世界遺産に推薦することを決定したことを一面に載せているのが12/1付け信濃毎日新聞。唯一の漆黒の天守ということで、既に世界遺産登録されている姫路城(そして暫定リストに入っている彦根城)との差別化をめざすとか。しかし周辺の景観を整えるためには大正時代に埋めた外堀の復元が不可欠とか。周辺住民との協議は具体化していない、ってそりゃそうでしょうよ。そんなもの今から掘るんですか?そしてそれはダムにはあたらないのですかね。
この日の信濃毎日新聞、これ以外には意外と地元記事が少ない印象。「信州の現場から、会社のかたち」という連載が興味ぶかそうであるが、本日の語り手は長野出身らしい鈴木敏文氏であるのであまり新味がない。目に止まったのは「・・・・実行委員会は・・・冬季スキー場安全祈願祭を開いた。・・・出席者は適切な時期の適度の降雪を願った」という記事。「適切な時期の適度な降雪」。願われた神様も大変だが、願うほうは本当に必死なんだろうなと思わせる記事。
最後に30分ほど残して、駅の中のみやげ物やを冷やかす予定であったが。駅ビルのみやげ物街の開店時間は何と10:00。出張者は帰っちゃいますよ。観光客だけ相手にしてればいいですかそうですか。仕方がないので駅前の昔ながらのみやげ物屋に入る。2000円ほど買い物して聞いてみた「カードは使えますか?」。一瞬の空白の後「いやー、ちょっと機械が壊れていて・・・」。10時まで開かない駅ビルでも、老舗に対するキャッシュフローインパクトはかなりのものらしい。
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姫路城と差別化しようとするだけ、区別がなくなるとおもいますね。現存12城の中で、姫路、松本、松江は比較的似ていて、やればやるだけつまらなくなります。松本城では、堀への投資ではなく、地面をもっとワイルド(ベアグラウンド)にして、門のところで靴を脱いで草鞋をはかせるとか、城内に馬を放すとか・・
だいたい、現地の人は、全国の城を足で見に行って、比較しなければなりませんね。本やネットでは城郭の全体イメージはつかめませんからね。駅からの足とかそれぞれ色々問題あるし。
老舗でカードが使えない話。よくあるのは、年配の経営者は「機械が故障中で、・・」。従業員が店頭にいるとカード使えます。もちろんカード会社の手数料が法外なことに理由があり、その原因は、「銀行間ルールの53.5歳で退職させられた元銀行員」が資本系列のカード会社にたくさん押し込まれているからでしょうね。
Posted by: おおた葉一郎 | 2006.12.07 11:13 PM