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【読書】星々の舟 村山由佳

村山由佳、初体験。

・・・だって、この歳になって「おいしいコーヒーのいれ方」でもないでしょう。
なんか気にはなっていたんですが、なかなか書店のレジに持ってはいけませんでした。

でも、直木賞。浅田次郎や山本一力と一緒。おじさんが読んでもきっとおかしくない、そうに決まっている。そう思い、今回は勇気を振り絞って堂々と購入しました。
(と、かつて山本文緒や唯川恵を買うときも同じ言い訳をしたような記憶があるのですが・・・)

内容は、一つの家族(性格には親戚)のメンバーが歩んでいるそれぞれの人生を描くというもの。妹萌え、不倫、婚約破棄、団塊世代の苦悩、いじめ、従軍慰安婦、こういった主題のごった煮。

それぞれはよくある主題。これだけの数の主題を織り込めば、くどくなってしまいかねないのですが、それらの主題を家族という接点からコラボレーションさせて、ストーリーにテンポ感を持たせているとともに、過度に深く掘り下げず、それぞれを軽めに描くことで、上手く胃もたれ感を回避しています。私もこのテンポ感にのり一気に読んでしまいました。テーマが重苦しい割には読後感がいいです。面白い作品であったと思います。

ただ私より若い世代はともかく、団塊世代、従軍世代の方々がこの描かれ方をどう思うのでしょうか。作者はかなり背伸びをしながら書いているように感じます。きっとその世代からはそれなりの反感が出てくるかと思います。作者にとっては一大冒険であったでしょうが、これをきっかけに、私がレジ堂々と持っていける作品をもっと書いてほしいと思います。

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減価償却制度見直し 全額損金算入なら9000億円の効果(3/3 日経)

自民党税制調査会が検討している企業が保有している設備などの減価償却の全額損金算入が認められると、主要企業で新たに約九千億円が損金算入できることが分かった。

減価償却が全額認められると、その分費用がかさみ、一時的に利益の圧迫要因となる。


全額損金算入は実際に企業側が要求してきたことですが、会計的にはどうするんですかねぇ。別に確定決算主義から離れるという話もなさそうなので、損金算入のメリットを享受するためには、決算上も費用として計上しなければなりません。となれば9000億円分だけ利益の圧迫要因となります。またその費用計上根拠はどこに依拠するのでしょうか?税法が変わったから会計処理を変えるという基準を作るのか。固定資産の評価額が変わりましたとするのか。いままでの見積りが間違っていましたというのか。どれにしてもしっくりこないような気がします。

(written on Mar.5)

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ストックオプション 49億円費用計上(3/1 日経金融)

トレンドマイクロは、二〇〇六年十二月期に、従業員や役員に付与するストックオプション(株式購入権)について、人件費として四十九億円を費用計上する。同社が採用する米国会計基準で今年から費用計上が義務付けられたことに対応する。日本の会計基準でも〇七年三月期から費用計上しなければならないだけに、ストックオプションが国内企業の業績を圧迫する先駆例として注目される。

米財務会計基準審議会(FASB)は今年六月十五日から費用計上を義務付ける。トレンドの場合、厳密には第二四半期(四ー六月期)からの適用となるが、期中の会計処理の変更は投資家に誤解を与えると判断、期初から適用する。

トレンドは通期業績予想を公表していないが、今期の連結純利益は二百億円程度と、増益率は七%にとどまる。ストックオプション費用がなければ三十三%の増益となる計算だ。


まず、私の記憶では、米国のストックオプションの会計基準は、昨年6月15日以降に開始する事業年度からの適用だったかと思います。ですので、トレンドマイクロが今年の1月から適用するのは当然のことだと思うのですが、適用時期って最近変わったんでしたっけ?

また、49億円というのが税前の金額なのか税引後の金額なのかが気になります。もし税引前の金額なのであれば、おおむね6割程度が純利益増額ののインパクトになります。33%というのは税引き後の金額であることを前提とした計算であるようなのですが、実際はどうなんですかね。


といった重箱の隅問題は置いておいて、トレンドマイクロくらいの規模の企業での49億円というのは確かに大きい金額です(仮に税引後費用が30億円程度であったとしても)。この記事には「ストックオプションの費用計上が05年3月期業績に与える影響」という表が載っています。京セラ、トヨタ等の大企業が例として挙げられていますが、一番大きい京セラで影響額が▲6.1%、トヨタにいたっては▲0.1%とほとんど影響がありません(トヨタの純利益がでかすぎるのですが)。

トレンドマイクロのFORM20-Fを見てみますと、純利益影響額は2002年度8.6億円、2003年度13.5億円、2004年度26.4億円とけっこうなペースで増え続けています(前年度はまだ数値が出ていないようです)。プレスリリースによると、2004年度は5,000,000株の発行数(2回に分けられていますが)。今回の上限が3,000,000株。普通に考えれば費用処理額も減少するはずなのですが、仮に税引後費用が30億円であるならば、2004年度と横ばいの値となります。2004年と比較して行使可能性が高いオプションを発行しているのか、ボラティリティが高くなっているのか。この辺の比較が金融素人にも分かりやすく開示されていればありがたいのですが。

(written on Mar.5)

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社名変更は売り材料(3/1 日経金融)

政界をも巻き込み、なお話題の尽きないライブドア二〇〇四年二月に現社名になって以来、いまや知らぬ人はいないが、実は昨夏、上場後三度目の社名変更を検討していたのだという。

度重なる事業構造の転換と、それに併せた社名変更。「世界一になりたい」とあせった前社長、堀江貴文容疑者の変身願望の表れでもあるが、急速な企業変身は同社ばかりとは限らない。

「社名変更は売り材料」。タイトルそのままの記事ですが、同記事に載っている「新興市場の売買高上位企業」(明記してありませんが、おそらく社名変更ありの企業のみ)のリストは以下の通りとなっています。カッコ内は旧社名。

1.A.C.ホールディングス(南野建設)
2.クロニクル(なが多)
3.イチヤ(一や)
4.ニューディール(サイバー・ミュージックエンタテイメント)
5.サンライズ・テクノロジー(プライムシステム)
6.サハダイヤモンド(ジャパンオークションシステムズ)
7.シーマ(シーマブライダル)
8.アイビーダイワ(豊国産業)
9.ライブドア(エッジ)
10.TTG(都築通信技術)

これって、大半が社名変更とかそういう問題ではなく、興味深いメンツであります。

(written on Mar.5)

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金沢出張

行ってきました。
例によって夕方到着して、夜仕事して、朝一に帰るという美味しさのない出張。

金沢の業務出張であれば、通常は空路であろうが、今回は行きは鉄路を選択。職場のロケーションと、羽田・小松の移動、そして到着時間の関係から、今回に限っては鉄路のほうが安く効率的であるという判断からである。新幹線で2時間、特急しらさぎで2時間。苦痛な方には耐えられないかもしれないが、私にとっては全然苦にならない。乗り物、とくに鉄道は(普段乗っている通勤路線を別として)乗っているだけで癒し効果がある。私だけ?

この経路であれば、米原乗り換え。米原での短い途中下車の間に「てき重」を購入。冷静に考えれば普段昼食に400円台の弁当を食べている私が1300円の弁当など絶対手を出すわけがないのだが、旅先だと抵抗なく手が出てしまう。恐ろしい。実はこういった加熱式の駅弁を食べるのは初めてなのだが、こういった冬の旅ではありがたい仕掛けである。合法的な底上げ(なんせ体積の半分以上は保温材なので)という気もするが。

米原は好きな駅。北陸路への交通の要所として作られた駅であるため、その重要度や利用客数の割には駅前がまったく開けていないという非常にアンバランスな駅なのである。この前まで米原町であったはずなのだが、ここも御他聞にもれず周囲と合併して米原市に昇格しているようだ。そして現在では千代生誕の地として観光客誘致に懸命である。

そして、その千代はJR西日本管内のいたるところで(そして税務署でも)、いつも出迎えてくれるのだが、金沢に行くと、別の女性芙美が出迎えてくれる。

そう、宿泊があのAPAホテルなのである。

今回は見識を疑われるので、東横インはハナから除外。前にも泊まったことのあるここを選んだのは、この時期にあえて田原俊彦をイメージキャラクターにしているという英断に敬意を表して、ではなく次の三点で私の小市民的欲求を満たしてくれるからである。

1.LANケーブルあり
もっとも今回はほとんど使わなかったが

2.大浴場あり
普通に金とって営業しているスパが併設。宿泊者は無料となる。この歳になってもいまだユニットバスに慣れない私には強力なアドバンテージ。朝からやっているところもいい。露天風呂もあるが、氷雨降る金沢の6時は強烈に寒かった。

3.朝食バイキングの充実
とにかく種類が多い。シェフが立っていてオムレツを作ってくれたりする高級感の演出もある。まあ味は並だが。

これで楽天トラベル経由6,500円は個人的にヒット。

ただ、部屋は日本の建築技術の極みともいうべきの狭さ。これに耐えられない人は避けたほうがいいかも。私は寝るだけなので気にならなかったが。

しかし、いつになったら私は高級ホテルを心ゆくまで楽しめる「大人」になれるのだろうか。一生なれないような気がしてきた。

(written on Mar. 5)

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EU、柔軟路線に傾く(2/23 日経金融)

欧州連合(EU)が域内で活動する日本企業に対し追加の決算開示を求める「会計の二〇〇七年問題」。EUが追加開示を見送る検討を始め、行方が混沌としてきた。二重開示によるコスト増などを懸念する日本企業にとっては当面の危機を回避できる"朗報"だが、EUが日本の会計基準を国際会計基準と完全に同じものと認めたわけではないからだ。「二〇〇九年問題」への単なる先送りになる可能性が高い。

日本とともに追加開示を求められているのが米国については、2009年までに国際会計基準との共通化を目指しており、追加開示についてはそれまで延期しようとする動きがあるようで、つられて日本についても同様の措置が認められそうとのこと。

ただ、日本については共通化作業を始めているものの、ターゲットが明確にされておらず、2009年には取り残されてしまう可能性が高いとの記事です。

当面掘り下げている暇(というより余裕)がありませんので、備忘のみ。

(追記)
米国基準と国際会計基準、一緒にがんばってます文書が公開されているようです。これも備忘。

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例えバトン

落ちているものは拾ってみましょう。

ということでろじゃあさんの
例えば・・・トン(東)(^^;)より。

自分を見つめなおすよい機会だし(大げさ)

★自分を色に例えると?

なんだろう。少なくとも仕事の関係でいまは灰色。早く終わらんかな。
なんか趣旨が違うような気がする。まあいいか。

★自分を動物に例えると?

カミさん曰く「タヌキ」
といっても古狸といった腹に一物ある、というイメージではなく
単なる「タヌキ」なのだそうだ。自分には良く分からず。


★自分を好きなキャラに例えると?

古くは源氏物語の薫中将
容姿はともかく、うじうじ理屈をこねている間に、女に死なれたり、寝取られたり。他人とは思えない。

新しくは「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の寺井
多くは語らない。

こうありたい、ってのは新庄
馬鹿さ加減に嫉妬すら覚える人というのはそういない。


★自分を植物に例えると?

シメジみたいに群れるのが苦手で、日陰で一人で毒吐いている、イッポンシメジ


★回す人5人を色に例えると?

人に物を頼むのは苦手。私もそのへんに落としておくことにします。

あくまで今の自己分析ってことで、こうありたい、ってのは全然別です。
しっかし暗いなぁ。やった時期が悪いかも。

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