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【映画】男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け(第17作)

3/22 川崎チネチッタ

「人生に後悔はつきもの」・・・

私生活でこんな経歴を持つ岡田嘉子さんに言われると、絶対反論できない説得力を持つこの言葉。「ああすればよかった」という後悔と、「何であんなことをしてしまったんだろう」という後悔(正確な引用ではありません)。この映画はこの言葉に支配されているような気がします。

そしてその後悔に向き合っている相手は宇野重吉さん。書の大家なのに無銭飲食で捕まりそうになるところを寅さんに救出されるような生活。名声を得ているが決して家庭には恵まれていない姿が垣間見える。昔の縁ある人と再会し、「人生に責任がある」と謝ってしまうが、それがしっかり断ち切られ、元の鞘に収まって行く。この二人の対峙がこの映画でのメインのような気がします。

私は宇野重吉さんの本当に晩年の姿しか知らないので、最初出てきたときは寺尾聰さんかと思いましたが、その寺尾聰さん、龍野役場の係長さん役で親子共演。「ルビーの指環」発売の4年前のことです。その上司である課長さんは桜井センリさん。上記の岡田さんと宇野さんのシーンの裏、引立て役として強烈なキャラを打ち出します。犬塚弘さんとともにクレージーキャッツでの寅さん常連。

さて、肝心のマドンナ、太地喜和子さん。渥美清さんとは犬猿の仲だったというのをどこかで見たような気がしますが(ソース不明)、もちろんそんなことは演技上微塵も見えません。リリーさんのときもそうなのですが、マドンナが水商売キャラの場合、会話がテンポよく進んでいきます。「所帯持とう」と心から冗談で言える仲はうらやましい限り。

そんなマドンナ、ぼたんが詐欺に引っかかり、寅さんが男気を出します。その男気は例のごとくから回りするのですが、若いときから頼るものなく生きてきたぼたんは、男気に触れ思わず泣き出してしまいます。

しかし、これは恋の内に入るんですかね。兄の幸せのことになると盲目になるさくらは例によっておせっかいを焼いてしまうのですが、この2人はどちらかというと友情で結ばれていた面が強いのではないでしょうか。寅さんは今回は恋もせず、ふられもしなかったというのが私の結論です。かなり前の第4作を観たすぐ後であったため、観終わった後の気分は上等なのですが、反面今後あまりかっこ悪い恋をしなく寅さんにややさびしい思いもしてしまうのです。

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