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【映画】男はつらいよ 寅次郎と殿様(第19作)

3/29 川崎チネチッタ

冷静に考えればこれはネタ切れが見えてきた作品とも言えます。冒頭の「鯉のぼり騒動」はいつぞやの「ピアノ騒動」の焼きなおしだし、頑固爺さんに寅さんが妙に気に入られるというのは、博の父との絡みなどでおなじみ。そして、父と娘の愛憎というのは吉永小百合の歌子さんの時を思い出させます。こちらは義父と嫁ですが。

そういう二番煎じがそこかしこで見られるのですが、それをリメイクだと考えると、古い皮袋に、昭和の名優である嵐寛寿郎さん演じる殿様と、曲者三木のり平さん演じる執事が新しい酒を注いだと言えましょう。彼らの大げさな演技が決してすべることなく、同じように変人である寅さんとの相性も抜群で、上質なコメディーの名品に仕上がっているように思えます。

ただ、そのコメディー色が強すぎたため、真野響子さん演じるマドンナの個性が薄いものになってしまい、寅さんの失恋物語も随分と淡白なものになってしまっています。まあここ2回がリリーさん(浅岡ルリ子)とぼたんさん(大地喜和子さん)という強烈なマドンナであったので、正統な清楚な美女路線に戻ったともいえるのですが。

あと、前回見た第17作もそうだったのですが、冒頭の歌で3番が流れています。

「当てもないのにあるよな素振り・・・(忘れた)・・・止めに来るかとあと振り返りゃ、誰も来ないで汽車が来る。男の人生一人旅、泣くな嘆くな、泣くな嘆くな影法師、影法師」

この3番、存在自体を知らなく、カラオケにも(確か)なかったと思うのですが、なかなか良い詞ですね・・・

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