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国際会計基準がやってくる(3/12 日経)

ビートルズみたいな言われ方をされているこの取材記事。東証の西室さんと経団連の島崎さんへのインタビューです。西室さんは元東芝の社長、島崎さんは住商の役員であります。

西室さん
:外国企業や投資家の関心をひきつけるためにも早く強制適用に移行すべきだ。
:東証も市場運営者の立場で先頭に立って手伝いをする。号令をかけるだけでなく東証の決算をなるべく国際基準で作ることも必要。四半期開示などの制度面で必要な点があれば変えていくべきだろう。

これって、株式会社東京証券取引所がIFRSで決算をする、って言ってますか?「号令をかけるだけでなく」と言っているから多分そうなのでしょう。事務方の苦労が思いやられる発言であります。東証が率先垂範したからといって、どれだけの効果があるのかは疑問ですが。

とまあ、いけいけどんどんの西室さんに対し、島崎さんは強制適用の動き自体には賛同しているのですが、

:実務面でどんな対応が必要なのか、もう少し詳しく調べないといけない。
:1年ぐらいかけ欧州の先行事例などを研究したい。

と、比較的慎重な姿勢を示しています。というより、実務家からすればこれが真っ当な意見であるかと思います。欧州が数年かかり、米国がこれから5年くらいかけてやろうとしていること。英語が比較的流通していないわが国で同じことをやろうとするわけですから、それなりの時間がかかります。先行している会社の任意適用ならともかく、強制適用の拙速な運用は市場の混乱を招くだけであると考えます。

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