【読書】ギスギスした職場はなぜ変わらないのか 手塚利男 Nanaブックス
著者のブログでは3/15発売、3/16店頭と書いてあるので、まだあまりweb上の書評は出ていない様子です。書店にぶらっと入り目に付いた本を手にとったらこれだった、ということはやはりギスギスしている自覚があるということか。
類書に比べ、力の抜き方がいいと思います。どんなに職場を活性化しようとしても「残り二割り位の人のモチベーションは高まらないで残る」と言い切り、それでもいいと、ポジティブな割り切り方をしています。あまりに「熱い」本だと退いてしまいますからね。
かく言う私も、職場旅行、運動会、飲みニケーション、若手時代こういったものをどちらかというと苦手で、切り捨ててきたほうの立場です。世の中の流れもそうで、こういった習慣は徐々に廃れてきました。そして、今現在9人の部下を抱える立場になりました。今更上記のような手段でコミュニケーションをとることは自分が嫌がっていたことを押し付けることになりますし、中途採用が半分くらいとなり部下の価値観が多様化した現在当時と同じ効果があるかは疑問です。そんななか、そうでなくても人とのコミュニケーションがどちらかというと億劫な上司(つまり私)は何をすればいいのか、試行錯誤が続きます。そもそも9人の部下。一人一人の報告を聞いているだけで定時間が過ぎてしまいます。部下は残業削減が至上命令となっていますので、自分の抱えている仕事は残業時間にやらざるを得ない。深夜に帰宅、そして疲労、コミュニケーションが面倒、といった悪循環に陥っていきます。どこかで断ち切らなければあかんのですが、抜本的な解決策はまだなし。
とりあえず、バーバルコミュニケーションを億劫に感じないようになりたいと思うのですが、ってmixiやブログに書いているようじゃまずダメなのかも・・・
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