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Framework for the Preparation and Presentation of Financial Statements (財務諸表の作成及び表示に関するフレームワーク)その2 財務諸表の目的


このフレームワークでは財務諸表の利用者として、主に以下を想定しているようです。投資家、従業員、金融機関(すなわち金貸し)、取引業者およびその他の信用取引の相手方、顧客、政府とその機関、公衆、などです(para.9)。そして財務諸表の目的とは「企業の財政状態、経営成績および財政状態の変動について広い範囲の利用者が経済的判断をする上で有益な情報を提供することにある」としています(para.12)

その上で、財務諸表の利用者が行う経済的判断は、企業が現金及びその同等物を創出する能力と、その時期と確実性についての評価を必要とする、とし(para.15)、その文脈において「財政状態」「経営成績」「財政状態の変動」が有用であるとしており(para.16-18)、その情報は「貸借対照表」「損益計算書」そして「別個の計算書」にて提供される、としています(para.19)。またここでいう財務諸表には注記やその他の補足情報を含む、としています(para.21)

つまり、財務諸表というのはいろいろな方が利用されますが、一番の興味の対象として「現金の創出能力」、ありていに言えば、将来どれだけ金を稼げるか、というのがもっとも有用な情報であり、その情報を導き出すために、キャッシュフロー計算書を含めた現在の財務諸表(そして注記情報等)がある、ということでしょう。

またそのような財務諸表の目的に適合するため、発生主義の原則が採用されています(para.22)。また将来どれだけ金を稼げるかが目的ですから、当然将来も企業が継続することが前提となっており、その前提が崩れた場合は、別の原則において財務諸表を作成することになっています(para.23)。いわゆる「ゴーイング・コンサーン」の前提ですね。

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