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IFRS本文の閲覧が無料に

Access to unaccompanied standards

Access to unaccompanied standards (the core standards, excluding additional content such as basis for conclusions) is now freely available from the IASB website.

IFRS®

Unaccompanied IFRSs

Please find below links for free of charge access to the current year’s consolidated IFRSs, the official pronouncements in English, as issued by the IASB, excluding the accompanying documents. To access the accompanying documents please see our printed bound volume or eIFRS products.


登録が必要なようではありますが、IFRS本文に無料でアクセスできるようになりました。
いままでは高い本を買うか、有料会員になるしかなかったので、これは朗報です。
まあ、いまやFASBも無料ですから、世界制覇のためには無料とするという判断だったのでしょう。
またしばらくはブームになりそうな気配で、財政もだいぶ潤ってきて、太っ腹になった、ということでしょうか。

ところで、なぜかIFRS1だけアクセスできないのですが、私だけでしょうか?

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決算はつらいよ

予想通り、早速更新を止めてしまいました。面目ない。
どん底の業績に加え、いろいろあって内部統制対応がすっかり後手に回ってしまって、かなりのばたばたです。
それでも意地で宿泊場所にパソコンを持ち込んで、なんとか更新頻度を上げようとしたのですが、どうにもこうにも体力がもちません。体力任せの仕事のやりかたはだんだんつらくなってきています。

てなわけで、4月中はマイペースの更新となりそうです。

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【映画】男はつらいよ 噂の寅次郎(第22作)

4/12 川崎チネチッタ

私、・・・寅さん好きよ。

いるんですよねぇ。軽い気持ちでこういう言葉をばら撒いてしまう女性って。しかもそれが大原麗子だからたちが悪い。渡瀬恒彦と森進一を惑わした魔性が寅次郎を襲います。

いままで十数作見てきましたが、こうねっとりした色気をばら撒くマドンナというのは異色の部類に入るでしょう。枯れているように見える下條のおいちゃんに「色っぽい」と劇中で断言させていましたからね。こういう女性をどう見るかによってこの映画の評価は分かれるような気がします。ちなみに、私はかなり評価高いです。大原麗子、久しぶりに見ましたが、魅力的です。不幸が堂に入ってます。

そういえば大原麗子って最近見ませんね。どうしているんでしょうかと思ったら、闘病中のようです。ぜひもう一度元気な姿を見たいものです。

そして、それに対峙する寅さんも男気を見せてくれます。従兄の室田日出男さん(役名失念)の強い思いに打たれ、早苗さんに彼を追いかけるように諭します。口ごもる早苗さんに「それは明日聞くから・・・」と。この時点で観客は今日中に寅次郎が旅立つことを悟ります。優しく、かつ切ない情景がまた1つ、とらやで繰り広げられます。


また、この作品のもうひとつの側面、諏訪ひょう一郎(「ひょう」は難しくて書けない))三部作の最後でもあります。志村喬さん演じる博の父親。第1作では博の結婚式、第8作では妻の葬式、それぞれで頑固で食えない親父役を好演していた志村さんが、再登場します。次に出てくるのが5年後の第32作で3回忌ですから、余命2年といったところでしょうか(事実志村さんは、この4年後に亡くなっているようですが)。寅に訥々と話をし、寅が改心するものの、マドンナの登場で・・・ってのは第8作の二番煎じなのですが、2度のイベントを経て、ひょう一郎さんの魅力が丸みを帯びてきています。とらやで店員と間違えられお茶を入れているシーンがいいです。

さて、来週決算のピークなのですが、第25作です。なんとしても時間を作らねば。

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Framework for the Preparation and Presentation of Financial Statements (財務諸表の作成及び表示に関するフレームワーク)その5 財務諸表の構成要素の認識 、財務諸表の構成要素の測定

以前も書いたとおり「認識」とは記帳し、財務諸表に表示することですが、大原則として、以下の2点が述べられています(para.83)。

・ 当該構成要素(つまり資産、負債など)にかかわる将来の経済的便益が企業に流入(企業から流出)する可能性が高い。かつ、
・ 当該構成要素の原価または価値が信頼性をもって見積もることができる。

この原則が資産、負債、収益、費用のそれぞれの項目について貫かれています。

ちなみに資産のところでは、「資産は将来の経済的便益の流入の可能性が高くなり、資産の原価または価値が信頼性をもって見積もることができるようになったときに貸借対照表上認識する」と(para.89)している一方、収益(income)のところでは「収益(income)は資産の増加または負債の減少に関連した将来の便益の増加が発生し、それが信頼性をもって見積もることができるようになったときに損益計算書で認識する」(para.92)としており、ここでも資産負債を先に決定し、それにより損益項目を決定する原則を見ることができます。

そして、その項目を「認識」する際に、いくらで認識するか、すなわち「測定」の問題については、現在いろいろなものが使われているとして、次の4つの測定属性を挙げています(para.100)

・ 取得原価(Historical Cost)
取得時に支払った現金およびその同等物もしくは取得時に交換した対価の公正価値にて測定する方法。
・ 現在原価(Current Cost)
現時点で同じ資産を取得すればいくらかかるかで測定する方法
・ 実現可能(清算)価値(Realisable (Settlement) Value)
現時点で当該資産を処分すればいくらもらえるかで測定する方法
・ 現在価値(Present Value)
将来のキャッシュフローを現在の価値まで割り引いた価格で測定する方法

この中では取得価額がもっとも普遍的であるが、他の方法と併用して使用されている、としています(para.101)。このフレームワークが制定されたのはまだ1989年。まだ、いわゆる「時価」というものが測定属性としては前面に出てきていなかった時代であり、そのため現在価値よりも取得原価が優勢だった、ということかもしれません。米国で減損会計が出てくるのも、デリバティブの時価評価というのが出てくるのもまだしばらく先のことです。

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Framework for the Preparation and Presentation of Financial Statements (財務諸表の作成及び表示に関するフレームワーク)その4 財務諸表の構成要素

財政状態に関連する要素としては次の3つが挙げられています。

・ 資産(asset)
資産とは企業によって支配されているリソースであり、過去の事象の結果から発生し、将来の経済的便益の流入を企業にもたらすものである(para.49(a))。

・ 負債(liability)
負債とは企業の現在の義務であり、過去の事象から発生し、将来の経済的便益の流出を企業にもたらすものである(para.49(b))。

・ 資本(equity)
資本とは企業の資産から全ての負債を控除した残りである(para.49(c))

資本について身も蓋もないことが書かれていますが、まさにこれこそがIFRSの特徴であるとも言えましょう。少なくとも日本の商法時代から経理業務に勤しんでいる者にとってはなかなかなじみにくいところです。

また損益計算書にかかわる項目については以下のものが挙げられています。

・ 収益(Income)
収益(income)は1会計期間における経済的便益の増加であり、流入もしくは資産の増加、負債の減少という形をとり、その結果として資本が増加するものである。ただし、出資によるものは含まない(para.70(a))
収益(income)は狭義の収益(revenue)と利得(gain)に区分され、狭義の収益は通常の事業活動から発生するもので、利得はそれ以外の収益である(para.74-75)。

・ 費用(Expense)
費用とは1会計期間における経済的便益の減少であり、流出もしくは資産の減少、負債の増加という形をとり、その結果として資本が減少するものである。ただし、出資者への配分は含まない(para.70(b))
費用は損失(loss)と、通常の営業活動から生じた費用に区分される(para.78)

これらの書き方も、一般的には資産・負債の残高を決定し、その増減によって利益を計算する原則として捉えられています。「資産・負債アプローチ」と言われるものでしょう。現在手元に詳細な文献がないため、ここでの深入りは避けますが、学者になろうとしているのでなければ、この程度の理解で十分かなと。

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Framework for the Preparation and Presentation of Financial Statements (財務諸表の作成及び表示に関するフレームワーク)その3 財務諸表の質的特徴

財務諸表の質的特徴として、以下のアイテムが挙げられています。

「理解可能性」Understandability
とにもかくにもユーザーに理解されない財務諸表では意味がない、というのはある意味当然です。しかしながら、その一方で「理解するのが困難なものであっても、意思決定の目的のために必要であれば、困難であることだけをもってそれを排除してはならない」(para.25)とも言っています。バランスの問題だということでしょうが、どうもそのバランス、どんどん崩れていっているような気がしてなりません(私見)

「目的適合性」Relevance
利用者はある目的をもって財務諸表を読むのですから、その目的に適合したものではないとそれは意味がないわけです(para.26)。それらの情報、例えば現在保有する資産の金額というのは、将来発生する現金を予想するのに有益な情報であるとともに、過去に行われた予想を検証するのにもまた有益な情報である、といったように、財務諸表というのは過去の情報でありながら、予測的役割と確認的役割といった2つの相互に連関した役割があるとしています(para.27)。
なお、この文脈において「重要性」Materialityについても述べられています。情報の目的適合性はその情報の内容とその重要性に影響されます(para.29)ただし、それは質的特徴というよりも、単に境界線(threshold or cut-off point)であるに過ぎない、といわれています。特徴ではなく、境界線。ニュアンスが難しくて上手く解説ができません・・・

「信頼性」Reliability
有用であるためにはその情報は信頼性のあるものでなくてはなりません(para.31)これも当たり前。それを、以下の要素に噛み砕いて説明がされています。

・表現の忠実性Faithful Representation
取引や事象を忠実に表現しなければならない、ということ(para.33)。

・実質優先Substance over Form
取引の法的形式よりも、その実質を見て会計処理および表示をする、という原則(para.35)。資産の売却の形式があっても、その資産に対する支配が継続している場合は、売却を認識してはいけない、ってのがその例。

・中立性 Neutrality
情報にバイアスがかかっていてはいけません、ということ(para.36)。

・慎重性 Prudence
財務情報にある程度の不確実性が入るのは不可避であるが、資産や収益をかさ上げしたり、費用や負債を過少計上しないように慎重になりなさい、ということ(para.37)。ただし、
同時に、過剰な引き当てをしたり、資産や収益を過少計上してもいい、といっているわけではない、と釘もさしています。

・完全性 Completeness
情報に漏れがあってはいけません、ということ(para.38)

「比較可能性」Comparability
財務諸表の利用者は同一企業間の時系列の比較をするとともに、異なる企業間の比較も行います。したがって、同じような会計事象は同じように処理される必要があるということです(para.39)。ただし、一方でこの必要性は、単なる統一を意味するものではなく、またこのことが新たな会計基準の導入の障害になってはならない、としています(para.41)
単なる統一を意味するものでない、というくだりが謎ですが、当時の国際会計基準はいろいろと代替的処理を認めているものが多かったですから、そのあたりを考慮したものなのかもしれません。

「情報の目的適合性と信頼性の制約」
目的に適合した信頼性のある財務諸表を作成するのが最終目標ですが、そのための制約も考慮しなければならないということです。ここでは以下のアイテムを挙げています。

・ 適時性 Timeliness
完璧な財務諸表であってもそれが2年後に出てきたのでは目的適合性が著しく低下します。

・ コストベネフィット Balance between Benefit and Cost
金をかければいくらでも財務諸表は完璧になりますが、1円の精度を上げるために百万円かけるのは意味ないでしょう?ということ。

・ 質的特徴の項目間のバランスBalance between Qualitative Characteristics
いままで述べてきたものが全て両立しないこともあります。そのあたりのバランスは専門家の判断の問題だということです(para.45)
「真実公正な概観または適切な表示」True and Fair View/ Fair presentation
財務諸表というものは「真実公正な概観」を備えている、ということです(para.46)。これがUSGAAPにはないIFRSの特徴として重要だという説もあります。ただ私には、当たり前のことにしか見えませんし、表現の忠実性Faithful Representationとの違いが理解できないのであります。

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Framework for the Preparation and Presentation of Financial Statements (財務諸表の作成及び表示に関するフレームワーク)その2 財務諸表の目的


このフレームワークでは財務諸表の利用者として、主に以下を想定しているようです。投資家、従業員、金融機関(すなわち金貸し)、取引業者およびその他の信用取引の相手方、顧客、政府とその機関、公衆、などです(para.9)。そして財務諸表の目的とは「企業の財政状態、経営成績および財政状態の変動について広い範囲の利用者が経済的判断をする上で有益な情報を提供することにある」としています(para.12)

その上で、財務諸表の利用者が行う経済的判断は、企業が現金及びその同等物を創出する能力と、その時期と確実性についての評価を必要とする、とし(para.15)、その文脈において「財政状態」「経営成績」「財政状態の変動」が有用であるとしており(para.16-18)、その情報は「貸借対照表」「損益計算書」そして「別個の計算書」にて提供される、としています(para.19)。またここでいう財務諸表には注記やその他の補足情報を含む、としています(para.21)

つまり、財務諸表というのはいろいろな方が利用されますが、一番の興味の対象として「現金の創出能力」、ありていに言えば、将来どれだけ金を稼げるか、というのがもっとも有用な情報であり、その情報を導き出すために、キャッシュフロー計算書を含めた現在の財務諸表(そして注記情報等)がある、ということでしょう。

またそのような財務諸表の目的に適合するため、発生主義の原則が採用されています(para.22)。また将来どれだけ金を稼げるかが目的ですから、当然将来も企業が継続することが前提となっており、その前提が崩れた場合は、別の原則において財務諸表を作成することになっています(para.23)。いわゆる「ゴーイング・コンサーン」の前提ですね。

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Framework for the Preparation and Presentation of Financial Statements (財務諸表の作成及び表示に関するフレームワーク) その1 全体像

概念フレームワーク。誤解を恐れず簡単に言えばIFRSの憲法というべきものでしょう。実務的にはあまり役に立たないものですが、諸事情によりブログ主が本文を読まなくてはならなくなりましたので、勝手ながらまとめ用にブログを使わせていただきます。また、これから今週一杯プライベートではwebから隔離されてしまいますので、数日はこのネタでいかせていただきます。

なお、手元に邦訳はありません(個人で買うには高いんで・・・)。したがって、以下はブログ主の適当訳ですので、公式のものとは異なっていると思います。ご了承ください

まず構成は以下の通りとなっています

・ 序文(Preface)
何のためにこの文書を作成したか、ということですね。

・ 総論(Introduction)
全体像について述べている部分です。「目的と現状」「範囲」「利用者とその情報ニーズ」の項に分かれています。

・ 財務諸表の目的
「財政状態」「経営成績」「財政状態の変動」について述べています。

・ 基礎となる前提
「発生主義」および、最近何かと話題の「継続企業(Going Concern)」について扱っています

・ 財務諸表の質的特徴
「理解可能性」「目的適合性」「信頼性」「比較可能性」「目的適合性と信頼性の限界」について論じています。さらにその過程で「重要性」「表現の忠実性」「実質優先」「中立性」「慎重性」「完全性」「即時性」「コストベネフィットのバランス」「質的特徴間のバランス」などの特徴について述べています。

・・・なんだか分からないですね。これはまた改めて。

・ 財務諸表の構成要素
「財政状態」が何でできているか、といえば「資産」「負債」「Equity」うーん、とりあえず「資本」と訳しておきますがそれらの構成要素について記載されています。そして「Performance」これも「経営成績」と訳しておきますが、その構成要素である「収益」「費用」「資本維持修正」に分けて記載しています。「資本維持修正」って何?って所ですがそれもまた別途。

・ 財務諸表の構成要素の認識
上記で論じた各構成要素が、財務諸表に表記されること、これを認識(Recognition)といいますが、認識の時点がいつになるかということ。その過程において「将来の経済的便益の獲得の可能性」と「測定の信頼性」について述べられています。

・ 財務諸表の構成要素の測定
上記で各構成要素を認識するとして、いったい何円で認識するのか?という論点です。
「取得原価」「現在原価」「実現価値」「現在価値」と4つほど挙げていますが、挙げっぱなしで終わっています。

・ 資本及び資本維持の概念
これは、資本とは何か、維持すべき資本とは何か、ということです。突き詰めて言えば、株主から拠出された資本をどれだけ増やしたか、が利益なわけです。しかし、何をもって「増えた」もしくは「維持(すなわち減っていない)」と判断するのかは簡単でないですよ、といっている部分かと思います(かなり意訳あり)。

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【映画】男はつらいよ 寅次郎わが道を行く(第21作)

♪大きな口の木の実ナナ~

ってなわけで、今回のマドンナは松竹歌劇団(SKD)のメンバー、紅奈々子に扮する木の実ナナ。今はなきSKDのレビューを手軽に垣間見られることで貴重なものとなっているらしいです。SKDは木の実ナナさん以外本物のメンバーであり、そのシーン自体は楽しむことができました。しかしながら、同じ松竹ということもありどうしても映画、レビュー双方のてこ入れという側面が露となってしまっており、いまいちストーリーに入り込むことができなかったのが正直なところ。

そんな木の実ナナさん、恋と踊り、すなわち仕事の間で悩む女性を演じます。現代なら真っ先に両立、という発想が出てくると思いますが、当時ではそのような発想自体うかばないものであったのかもしれません。一旦は仕事を選んでしまい、その憂さを晴らすべく寅さん相手に「夜通し飲もう」とくだを巻きます。関係ない男を夜中まで飲みに付き合わせる性格はのちに五木ひろしを巻き込んで「居酒屋」に発展するわけですが、それはさておき、寅さんを家まで巻き込んでおきながら、窓の外で張り込みを続けるゴリさん、いや竜雷太扮する恋人隆をみるや、大雨のなか飛び出して行き、稲光の中でのキスシーンを寅さんに見せ付けてしまいます。稲光はややベタな気もしますが、寅さんの寂寥感との対比が心に残る美しいシーンではありました。

そして、武田鉄矢扮する留吉。「もてない男」を忠実に演じます。「幸福の黄色いハンカチ」で山田監督に抜擢されて直後の出演。今後映画の「刑事物語」やドラマ「101回目のプロポーズ」等このキャラをひっぱっていきます。ちなみに「金八先生」の開始はこの1年後。一発屋で終わると思われていた人を軌道に乗せた映画でもあります。

なお、この映画の背景にあるのはUFO。UFOが突然柴又にやってきて、乗組員である猿の源ちゃん(笑)が宇宙人である寅さんを迎えに来る冒頭の夢や、帝釈天の入口でUFOの振り付けをやっている子供たちに時代背景を感じます。源ちゃんとともに振り付けをやっている子供たちが私と同年代と思われます。そしてUFO、この単語自体はあまり使わないし、あまり騒がなくなっている、というのは単に私の感度が鈍っているからなのでしょうか。と思ってしらべたら、矢追純一さんのサイトが。まだ頑張っているんですね。明日はお花見だそうです(笑)。

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内部統制報告制度に関するQ&A(追加分)

「内部統制報告制度に関するQ&A」の再追加について

やっと出ましたね。例文が。期末日過ぎてからでいいのか、って気はしますが。

というわけで以下内部統制報告書のテンプレ。著作権フリー(笑)

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1【財務報告に係る内部統制の基本的枠組みに関する事項】
 代表取締役社長××××及び取締役副社長××××は、当社の財務報告に係る内部統制の整備及び運用に責任を有しており、企業会計審議会の公表した「財務報告に係る内部統制の評価及び監査の基準並びに財務報告に係る内部統制の評価及び監査に関する実施基準の設定について(意見書)」に示されている内部統制の基本的枠組みに準拠して財務報告に係る内部統制を整備及び運用している。
 なお、内部統制は、内部統制の各基本的要素が有機的に結びつき、一体となって機能することで、その目的を合理的な範囲で達成しようとするものである。このため、財務報告に係る内部統制により財務報告の虚偽の記載を完全には防止又は発見することができない可能性がある。

2【評価の範囲、基準日及び評価手続に関する事項】

財務報告に係る内部統制の評価は、当事業年度の末日である平成 2×年3月 31日を基準日として行われており、評価に当たっては、一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠した。
 本評価においては、連結ベースでの財務報告全体に重要な影響を及ぼす内部統制(全社的な内部統制)の評価を行った上で、その結果を踏まえて、評価対象とする業務プロセスを選定している。当該業務プロセスの評価においては、選定された業務プロセスを分析した上で、財務報告の信頼性に重要な影響を及ぼす統制上の要点を識別し、当該統制上の要点について整備及び運用状況を評価することによって、内部統制の有効性に関する評価を行った。
財務報告に係る内部統制の評価の範囲は、会社並びに連結子会社及び持分法適用会社について、財務報告の信頼性に及ぼす影響の重要性の観点から必要な範囲を決定した。財務報告の信頼性に及ぼす影響の重要性は、金額的及び質的影響の重要性を考慮して決定しており、会社及び連結子会社×社を対象として行った全社的な内部統制の評価結果を踏まえ、業務プロセスに係る内部統制の評価範囲を合理的に決定した。なお、連結子会社×社及び持分法適用関連会社×社については、金額的及び質的重要性の観点から僅少であると判断し、全社的な内部統制の評価範囲に含めていない。
 業務プロセスに係る内部統制の評価範囲については、各事業拠点の前連結会計年度の売上高(連結会社間取引消去後)の金額が高い拠点から合算していき、前連結会計年度の連結売上高の概ね2/3に達している 5事業拠点を「重要な事業拠点」とした。選定した重要な事業拠点においては、企業の事業目的に大きく関わる勘定科目として売上高、売掛金及び棚卸資産に至る業務プロセスを評価の対象とした。さらに、選定した重要な事業拠点にかかわらず、それ以外の事業拠点をも含めた範囲について、重要な虚偽記載の発生可能性が高く、見積りや予測を伴う重要な勘定科目に係る業務プロセスやリスクが大きい取引を行っている事業又は業務に係る業務プロセスを財務報告への影響を勘案して重要性の大きい業務プロセスとして評価対象に追加している。

3【評価結果に関する事項】
上記の評価の結果、当事業年度末日時点において、当社の財務報告に係る
内部統制は有効であると判断した。

4【付記事項】
該当事項なし

(例)
事業年度の末日後、アジア地域における販売強化策の一環として、×社
を買収し、連結子会社とした。この買収は、翌期以降の当社の財務報告に
係る内部統制の有効性の評価に重要な影響を及ぼす可能性がある。

評価結果に関する事項に記載された重要な欠陥を是正するために、事業
年度の末日後、リース事業部に営業担当取締役直轄のプロジェクトチーム
を設置した。同プロジェクトチーム主導で、リース事業部において契約内
容の検討及び承認手続に係る新たな業務フローを整備及び運用し、内部統
制報告書提出日までに当該是正後の内部統制の整備及び運用状況の評価
を行った。評価の結果、内部統制報告書提出日において、リース事業部に
おける適正な収益計上に必要な契約内容の検討及び承認手続に係る内部
統制は有効であると判断した。

5【特記事項】
該当事項なし

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あ、ども。はじめまして

前身「ある米国公認会計士の鎌倉からロンドへの道」休止からほぼ2年。
休止の理由でありました息子の中学受験も無事終わり、その後の腑抜け期間も1年となりました。
なんかまたいろいろ書きたくなったものの、続くかどうか分からないので、こっそりとUPしてきました。

「IFRSはつらいよ」
文字通りの意味ですが、現在仕事以外では川崎での「男はつらいよ」の毎週上映にはまっておりまして、
そのネタも含め、書いて行きたいと思っております。

おかげさまで、過去のログにいろいろ会計のキーワードがちりばめられており、今話題のIFRSとセットで検索する方が多いようで、休止前とあまりかわらないアクセス数をキープしています(知れている数値ですが)

といってもこれから2か月は決算のピークにあたり、継続できるかどうかむしろ今後のほうが難しいのですが・・・

てなわけで、今後ともごひいきに願います。

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