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2009.08.25

男はつらいよ 寅次郎春の夢 (第24作)

この前に第20作、第23作を見ていますが、ちょっとタイミングを逸しましたので、また別途。

「男はつらいよ」シリーズのメインはいわずと知れた寅次郎の恋愛であります。ただ、それだけではだんだんとマンネリ化していくため、作数を重ねるごとにいろいろな工夫をしていくわけですが、インパクトのあるサブキャラを配置するというのがひとつのパターンとなっています。今回は「マイケル・ジョーダン」という今となっては文字通り冗談としか思えない名前の米国人がこの役割を担っています。

そして、もうひとつのパターンは寅次郎以外の恋愛を同時進行させること。マイケルはその役割もまた担っています。そしてその相手は、寅次郎の妹さくら。

そう、さくらがまさに恋愛劇の主人公。こんなパターンは博と結婚した第1作しかありません。外国人を出すというある意味禁じ手であるマンネリ破りを試みた目的は、既婚者であるさくらを恋愛劇の対象として引き戻すためには、約30年前の映画でありながら、今なお生きる「米国人はものをはっきり言う。恋愛感情についても秘めておくことはできない」というステロタイプの米国人感を利用することが監督にとっても、この映画の固定客にとっても抵抗が一番少なかった、ということなのでしょう。

そして、サブキャラが強い分、寅次郎の恋愛劇の強さは弱まります。香川京子さんという大女優を起用しながら存在感はきわめて薄い。まあ、21作、 22作、23作が木の実ナナ、大原麗子(合掌)、桃井かおり、と極めて個性的な方々でしたので、ここですこしあっさりさせようとしたのかもしれません。むしろ、この映画公開の直後に黒澤明の義理の娘になった林寛子のほうが強いインパクトを残しています。

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