自民党が野党になる日
私が舛添要一の名を知ったのはこの著書が最初。
当時高校3年。
当時としてはある意味トンデモ本のひとつと見られかねなかったが
面白く読んだ記憶あり。
あれからちょうど四半世紀。
この著者が野党自民党の総裁候補に擬せられているらしい。
時の流れというものはわからないもの。
ちなみに、当時の著者近影。
本当に時の流れというものはわからないものである。
私が舛添要一の名を知ったのはこの著書が最初。
当時高校3年。
当時としてはある意味トンデモ本のひとつと見られかねなかったが
面白く読んだ記憶あり。
あれからちょうど四半世紀。
この著者が野党自民党の総裁候補に擬せられているらしい。
時の流れというものはわからないもの。
ちなみに、当時の著者近影。
本当に時の流れというものはわからないものである。
いまさらですが 経営財務 7/20 より
IFRIC委員の鶯地さんのインタビュー記事です。
IFRIC(国際財務報告基準解釈指針委員会)18号 「顧客からの資産の移転」とは、企業がサービスを提供する際に、そのサービス提供に必要な資産を顧客から提供を受ける場合の企業側の会計処理を定めたものです。
といってもぴんとこないと思いますが(私もです)、
:今まで誰も住んでいなかった土地に、新たに住宅地を開発する場合、電力供給に必要な引込み線や変電施設などが新たに必要になります。その工事費を電力供給会社が負担するのではなく、顧客である住宅提供会社、ひいては住宅購入者が負担するというようなケースが当てはまります
とのことです。
こういった「引込み線や変電施設」の供給を受けた電力会社がその資産をどのように会計処理するかですが、現在の実務はばらばらなのだそうで、そこでIFRICが一定の解釈指針を示した、というわけです。
これらの資産は無償で提供を受けたとしても、公正価値で資産計上する場合が多いであろう、と鴬地さんはおっしゃっています。これはサービスを提供する義務を負いつつ資産を受領したわけで、そういう意味で対価を支払っているから、ということです。
これはすなわち、当該資産を計上する際には
(借)資産
(貸)サービス義務
となるわけで、そのサービス義務を履行した際に
(借)サービス義務
(貸)収益
となることを意味しています。
したがって、どのような
では、どのようなサービス義務を企業は負っているのか?というと
・ネットワークへの接続
・サービスを受けるための継続的アクセスの提供
この2つの要素に分けることができる、というのがIFRIC18号の考え方である、とのことです。
つまり、
・水道のパイプをつなげる義務
・水道を通して水を供給する義務
の2つの要素に分けることができる、ということです。
ただし、「水を供給する義務」については、通常はその資産を提供することにより供給する料金が安くなる等の事象があるはずであり、それがない場合は「水を供給する義務」はその他の規制に起因するものと判断されるとのことです。
すなわち、そのような資産を提供したからといって、料金の優遇等を行うということがなければ、資産の提供により「水を供給する義務」は発生しないことになります。
したがって、資産の提供によって発生する義務は「パイプをつなげる義務」のみであり、「パイプをつなげる」時点で義務が消滅したことになり、収益を認識することになります。
すなわち、一時に収益を認識するばあいが多くなる、ということになります。
なんとも、マニアックな業界のマニアックな処理であり、汎用性はないように思えますが、鴬地さんはおおきな影響力を持ちうる解釈指針であると考えているようです。
つづく(予定)
ああ、ついに来ましたか。
本記事によると2010年3月までには公開草案が出そう。
プロジェクトを2つに分けて、IFRSがまだどう転ぶか見えない論点は先送りするといういつものパターンのようです。どこまでを損益計算書で認識し、どこまでをいわゆるその他包括利益で認識するのかは現在議論中ですので、それについては様子見。ただし、B/Sの扱いについては積立状況をB/Sに計上するという方向が固まっているので、日本もそれに向かって歩き出すということなのでしょう。
積立状況をB/Sに計上するということは、単純に年金資産と退職給付債務の差額が退職給付引当金として計上されるということかと思います。いままでは差額全額を引き当て計上されておらず、何らかの形で「簿外債務」があることが認められていましたが、それが認められなくなるということです。税効果を加味すると約その6割が何らかの形で純資産の部に効いてきます。たとえP/Lに効かなくてもかなりの自己資本比率の下振れ要因であります。
というわけで、これで確定拠出年金への需要が再び高まるのでしょうか。
どんどん働きにくい時代に入っていきます。
週末、自身とPCともに体調を崩してしまい。更新を怠ってしまいました。
さて、論点の最後として、
「中長期的に検討を行うことが適当」としている、「損益の段階別表示」「損益項目の性質別開示」「貸借対照表における流動固定区分と表示科目」についてですが、
「損益の段階別表示」とは、日本基準でいう「営業利益」「経常利益」「税引前損益」「当期利益」といった区分につき見直しが必要か否かということです。日本では「特別利益」「特別損失」というものがあり、「税引前損益」からこの特別損益を引いた値が「経常利益」ということになっています。このいわゆる「ケイツネ」が日本独特のものであるため、見直そうという気運が出てきているのですが、一方でIFRSにおいて財務諸表の表示プロジェクトが動いていますので、それが決まったらまねしよう改めて検討しましょう、というのがこの項目です。実際IFRSやUSGAAPではぬるい特別損益の計上は許されません。なんたって、9.11テロにかかる損を特別損失とみなさなかったのが米国ですから、その特別性のハードルがいかに高いかはイメージできるかと思います。
「損益項目の性質別開示」。売上に対応する費用を「労務費」「原材料費」「人件費」等の区分で開示すべきかどうか検討をしているようです。これも現在IFRSで議論中ですが、営業、投資、財務の各カテゴリー別に費用を機能別(売上原価、販売費、一般管理費等)に分解した上で、さらにそれを性質別に分解して表示する、という提案がなされています。こうなったらかなり大変そうですが、これも様子を見て検討しましょう、ということになっています。
「貸借対照表における流動固定区分と表示科目」、何をもって流動資産と固定資産を分けるのか、という話ですね。一応IAS1号には原則が示されていますが、日本の財務諸表等規則のように科目ごとに流動固定が指定されてるものではありません。まあ、でもそれほどは違わないよね、後で考えましょ、ということのようです。
そんなわけで、包括利益の表示以外はどうなるかよくわからない、といった論点整理でした。
この前に第20作、第23作を見ていますが、ちょっとタイミングを逸しましたので、また別途。
「男はつらいよ」シリーズのメインはいわずと知れた寅次郎の恋愛であります。ただ、それだけではだんだんとマンネリ化していくため、作数を重ねるごとにいろいろな工夫をしていくわけですが、インパクトのあるサブキャラを配置するというのがひとつのパターンとなっています。今回は「マイケル・ジョーダン」という今となっては文字通り冗談としか思えない名前の米国人がこの役割を担っています。
そして、もうひとつのパターンは寅次郎以外の恋愛を同時進行させること。マイケルはその役割もまた担っています。そしてその相手は、寅次郎の妹さくら。
そう、さくらがまさに恋愛劇の主人公。こんなパターンは博と結婚した第1作しかありません。外国人を出すというある意味禁じ手であるマンネリ破りを試みた目的は、既婚者であるさくらを恋愛劇の対象として引き戻すためには、約30年前の映画でありながら、今なお生きる「米国人はものをはっきり言う。恋愛感情についても秘めておくことはできない」というステロタイプの米国人感を利用することが監督にとっても、この映画の固定客にとっても抵抗が一番少なかった、ということなのでしょう。
そして、サブキャラが強い分、寅次郎の恋愛劇の強さは弱まります。香川京子さんという大女優を起用しながら存在感はきわめて薄い。まあ、21作、 22作、23作が木の実ナナ、大原麗子(合掌)、桃井かおり、と極めて個性的な方々でしたので、ここですこしあっさりさせようとしたのかもしれません。むしろ、この映画公開の直後に黒澤明の義理の娘になった林寛子のほうが強いインパクトを残しています。
将棋ファンの皆さんこんにちは、矢内理絵子です(ご挨拶)。
いや、将棋まつりの記事なんぞ立て続けに書いたものだから、将棋関係のフレーズで検索してきたり、将棋系のサイトからたどってきた方が最近結構いらっしゃいます。すみません、将棋に関してはただの野次馬ですが、野次馬なりの視点でこれからも書くかもしれませんのでどうぞご贔屓に。
で、珍しく気が向きましたので、昨日の続きを。
「包括利益の表示」の表示はそんな難しくないと思ってます。「評価・換算差額」の増減を示せばいいのだから、今でも株主資本等変動計算書でやっています。
「非継続事業の区分表示」
要はやめると決めた事業は別出しにしましょうという話。財務諸表とは将来のキャッシュフローを予測するために資する情報を提供するものであり、やめると決めた事業の情報はノイズでしかない、ということなのでしょう。フレームワークに忠実ですな。
しかし、当年度だけならまだしも、国際的実務は遡及修正さえしてしまいます。つまり事業の撤退を決断したとたん、過年度の営業損益が変わることになります。この辺の感覚がついていけないところ。
撤退事業とはいえ当期の実績には違いないのだから、含めるものは含めた上で、必要な情報は注記として開示して、投資家に自由に使ってもらう、ってのはだめなのでしょうかね、と常々思っていたのですが、本論点整理でもひとつの意見として提案されています(第49項)。またIASBとFASBの合同会議でも選択肢の一つになっているということで(注22)
あながち私が考えることも間違っているわけではないな、とほっとしたりもして。
「売却目的保有の非流動資産及び処分グループの貸借対照表における区分表示」
上と同じ話。もう使わないものはキャッシュの生み出し方が違う(使用によりキャッシュを生むのではなく、売却によりキャッシュを生む)のだから、別出し表示しなさい、ということ。というわけで意見としては同じ。
さらに続く(と思う)
夏休みの宿題第2弾読了(8/14)。
が、もっと内容が濃いものかと思っていましたが、要はto doアイテムのうち急いでやらなきゃ乗り遅れるものと、まだIASBとFASBが考え中なので、洞ヶ峠を決め込もう、というカテゴリーに分けましょう、という話と見ました。
で、急いでやらなきゃないというものを明示しているのは「包括利益の表示」のみで、
「非継続事業の区分表示」は「将来キャッシュフローの予測に資する情報の改善に繋がるのであれば」検討しよう。「売却目的保有の非流動資産及び処分グループの貸借対照表における区分表示」も同じStatus。
「損益の段階別表示」「損益項目の性質別開示」「貸借対照表における流動固定区分と表示科目」については「中長期的に検討を行うことが適当」としています。
そんなこと言わんと、自らの見解を堂々と掲げて勝負して見い、と本当は言いたいのですが、そういう主戦論はすっかり最近影を潜めて現実的になってらっしゃいます。日本人としては淋しいですが、実務家としてはほっとしております(笑)。
そして、本文の後半は、昨年10月に公表された、IFRSのディスカッションペーパーのおさらいになっています。IFRSが目指す理想の財務諸表も掲げられています。個人的にはどう見てもわかりやすくなったとは思えませんし、作成の負担は格段に増えるのですが、これが投資家に有用な財務諸表なのだそうです。そんな何もかにも財務諸表の本表に織り込まなくてもいいと思うのですが。
というわけで、(気が向けば)つづく。
我が国の収益認識に関する研究報告(中間報告)-IAS第18号「収益」に照らした考察-
7月9日に出ていながら、多忙を言い訳に夏休みの宿題にしていましたが、やっと13日に読了。LAT37N"さんやdancing-ufoさん
ご推薦だけあってなかなかの力作です。
とくにLAT37Nさんの日本版SAB104とはまさに言い得て妙。全体が約150pなのに、本文が52pで付録が残り100pという構成がまたいいですね。この付録部分がいろいろな業種における収益認識の考え方と、それがIAS18号を適用するとどうなるか、ということを考察していてなかなか興味深い。いろいろな業種を見ておられる監査法人勤務の会計士さんならある程度常識のところもあるのかもしれませんが、一介の一企業の経理マンにとっては、貴重な資料と言えます。
この収益に関する部分に限って焦点を当ててみますと、日本は細則主義でIFRSは原則主義だという「常識」を字面通りには当てはめることはできませんね。日本においてもメインでは「実現主義」であり、「財貨の移転又は役務の提供の完了」と「対価の成立」がその要件とされています。基本的には収益の認識については詳細な基準は日本には存在しませんので(例外はいっぱいありますがとりあえず置いておいて)、その二点に立ち戻ってそれぞれの取引について収益の認識時点を考えるというのは、今後の実務者の考える指針としても役に立つ研究報告であるといえましょう。
ただし、この研究報告の位置づけは難しいですよね。「実現主義」というのは企業会計原則以来続く収益の認識規準ですから、今会計方針を変えることは、以前の会計処理が誤っていたと捉えかねられません。とくに一般から意見募集をするといったデュープロセスを踏んでないこの研究報告によって会計処理を変えるのは企業にとっては抵抗あるでしょうね。でも、IAS18号にとらわれずそもそも実現主義の適用においても、現状の常識を覆しかねないことが書いてあるこの研究報告。どう扱うのでしょか。
一応研究報告(しかもご丁寧に「中間報告」とわざわざ記してある)ですので、会計基準の一部分を構成するものではない。したがって、強制力のあるものではありません。それは研究報告の中に明確に書いてあります(p4 本研究報告の位置付け)。したがって、「会計方針の変更」になるわけですが、それには正当な理由が必要。ただ「『適時性』を判断する上で本研究報告の公表が背景の1つとなるのではないかとの意見がある」とまた微妙なことが書いてあります。小賢しいですなぁ(笑)
ともあれ、微笑ましい誤植もそこかしこに見られるこの報告。かなり突貫工事で作られたことが伺えます。今後の動向に注目です。ネタがなくなったら個別の論点についても書いて見ましょうかね。
すみません、また行ってきました。
聞き手の中村真梨花さん~と呼ばれて出てきたのは中村修九段。
確かにパンフレットでは真梨花さんになっているが、一方で指導対局のほうにも名前が。なんかの手違いがあった模様。でも、二人で別の余詰めを見つけたりで、ダブル解説の息はばっちり。
解説されていたのは詰将棋かるた。安食女流、伊藤女流、中村桃子女流の対決。
適度にお手つきが出たり、そもそも取り札がないというハプニングがあったり。
みなさん、まつりの空気を読んでらっしゃる。
既に机が片付けられているのに最後まで指導を続けたり、デパートの紙袋をもって走り回ったり、熱心な勝又六段。明日は対局者として頑張ってください。
ここまでで帰るつもりだったのだが、やはり羽生×橋本戦を見ずには帰れなかった・・・
結果は羽生さんの完勝。次の一手は観客の完勝。解説中村九段の完敗(笑)
なお、使い方の練習もかねて、ちょこちょこtwitterで実況してみた。
http://twitter.com/koh_21powered
そうかなぁ。
:どこかに書いている規則で財務諸表を作るのではなくて、考え方が分からないと財務諸表が作れない。そこが一番違うところです。
あまりに作成者を見くびっていませんかね。いくら日本が細則主義(といっても米国にははるかに及ばないと思いますが)といわれるからといって、実務の一つ一つ事細かに会計基準が決まっているわけではありません。それぞれの取引について本質を考えて会計処理をしています。何も考えてないで財務諸表を作っていると思われたものでは、作成者も報われませんなあ。
:日本語訳と原文ではIFRSの印象が異なります。日本語に翻訳してそれをベースに考えると日本語の思考になります。英語で考えることを身に付けるしか方法はないでしょう。
確かに日本語訳は違和感があることが多いのは事実。しかし、だからといって「英語で考えろ」とはいかがなものなんでしょうね。これから上場会社すべてに襲ってこようという波に対して、あまりに非現実的なあおりではないでしょうか?
:IFRSは会計的な意識よりもディスクロージャーとしての意識が強い。会計は仕訳を切って利益を計算するという業務管理活動ですが、IFRSは会計ではなく、いわゆるファイナンシャルレポーティングやディスクロージャーをどうするのかということが主題です。このことは日本では伝わっていなくて、会計的な捉え方をされているケースが多いようです。
これもまたみくびられていますなあ。いままで日本の実務者は仕訳だけ切っていて、ディスクロージャーについては気にしていなかったとでも?
:思考を転換するには(IFRSの)フレームワークの理解が欠かせないでしょう。これまでの会計基準の変更のように対処療法的に対応していると、いつまでたっても経営の先が読めないことになります。
そうでしょうか?欧州のあまたあるIFRS適用会社の経理実務者が、あの糞つまらない、いえ言葉が過ぎました、あの難解な「フレームワーク」を熟読しているということでしょうか?実際にヒアリングしたわけではないですが私にはそうは思えないのです。第一、会計基準(いや「財務報告基準」と呼ばないとご不満かもしれませんが)なんてものは、対処療法的に作られるものなのです。法律だって基本的にはそうでしょう。日本の基準だけがその場しのぎで作られ、IFRSは理論的に整合しているなんていうのは幻想ですよ。
で、何が言いたいかというと
「そんなに恐れることはない。IFRSといえどもたかが会計基準ですよ」と
「普段の思考の延長で十分に対応できますよ」と
少なくとも企業の財政状態と経営成績を伝えるという本質に変わりあるわけではないんですよ。
その伝えるテクニックは時代とともにいろいろ変わってきたわけで、それがIFRSになったところで根本的なところは変わらない。
いやその「本質」を日本企業は理解していなかった、というのが論者の意見なんでしょうけど、
そこまで日本企業って見くびられるべき存在ではないと思うんですよね。
ふらっと京急将棋祭りへ
数年前異例のプロ入りで評判を呼び、最近順位戦参加資格を得て再び脚光を浴びる瀬川四段にサインをもらいにいく。
サインをもらうには色紙か書籍を購入する必要があり、「後手という生き方」を購入。
すみません、まだ読み終わってません。
列はそれほど長くないが、なにせ毛筆なので一人一人がそれなりに時間がかかる。
なんか話そうと思ったけど、緊張してしまう
「順位戦頑張ってください」位しかいえなかった。
でも羽生さん以来の棋士のサイン取得に満足です。
「夢」か、失くして久しい言葉かな(笑)
明日は羽生さんが来るらしい。大混雑必至かな
なぜか今日の名簿に載っていなかった高橋和さん。じつはこちらの写真を取るほうが緊張しました(笑)。
てきぱきと女流棋士サイン会の机の整理とかしているデパート店員、と思いきやよく見ると斎田女流四段。ちゃんとワッペンをつけてくれないと通り過ぎてしまうじゃないですか。
ちなみにサインしているのは藤田女流初段。すみません、みんなのサインもらうには財力が必要なんです。
甲斐女流二段×早水女流二段戦を解説する、上田女流二段と鈴木女流初段(ちょっと遠いですが)。
解説というより、対局を見ながらの漫談。これはこれでなかなか面白い。
8/8~8/16まで夏休み。
経費削減で社用携帯も社用パソコンも取り上げられたので、
開き直って、一切仕事はしない(予定・・・まだ休み終わってませんので)。
前半は岩手の実家に帰省しておりました。
横浜から盛岡まで青春18きっぷでの往復。
普通家族旅行でやる所業ではありません。
いえ、私ではありません。
息子の提案です。
写真は郡山~盛岡の臨時快速列車「夏休み東北縦貫号」
どういう意図で走っているのか不明ですが、こういう旅行をしている身には歓迎。
全車自由席なのも嬉しいです。
ただ、その前の黒磯発の接続列車から既に「その筋」の方々で一杯(笑)
どうして「その筋」の人は「その筋」の人だってすぐ判るんでしょうか?
海の幸、山の幸、目の保養とたっぷりリラックスしてきました。
こんな列車をとことこ乗り継いで帰ってきました。
文庫本を持っていったこともありますが、家族でさして退屈していないところが改めてすごいなと。
さて、仕事はしないとは言え、多少勉強もしないと、とばかり
下記の3文書を夏休みのノルマに、
会計制度委員会研究報告第13号「我が国の収益認識に関する研究報告(中間報告)-IAS第18号「収益」に照らした考察-」の公表について
と、一応会計ねたを入れて本稿を終了します。
四半期報告書も無事提出しまして(いつ提出したかは社名が特定される可能性があるので内緒です)、またまた久しぶりの投稿となります。どうも決算月は通常の生活パターンを維持できなくなり、個人的なインプットもアウトプットもおろそかになってしまいます。いまや決算月も通常月と同じくらいあるので、決算月といえども通常の生活パターンを維持できるようにしないといけないのですが、なかなか理想通りには行きません。
とりあえずやっと少しばかり時間に余裕ができるようになったので、7月の雑誌記事や最近のWeb情報を閲覧。げっ、「経営財務」の「会計士 山中氏の思い」。この前まで夏だったはずなのに、もう4月になっている。いかにインプットをサボっているかわかるなあ。
Web情報もちょっと見ないうちに、IFRS検索で引っかかるブログも増えてきました。みんな頑張ってね。私みたいに挫折しないように(笑)
そんな中、「経営財務」の8/3号の「サプライズ!対談」を読みました。前ASBJ委員長の斎藤先生と、現ASBJ委員長の西川先生の対談。委員長が西川先生になってから東京合意をはじめ急速にASBJはコンバージェンス重視に舵を切ったことになるわけですが、そんな関係で特に斎藤先生が現在のアダプションやむなしといわれている状況下どんな発言をするのか興味がありました。
「アメリカの動きがわかる前に日本が慌てて余計なことはしないほうがいい。その意味でも中間報告の姿勢は妥当であろうと私は思っています」
「アメリカ会計学会の委員会は、IFRSへの意向がロードマップ案の本来の目的に沿わないという批判的なコメントを公表しています。基準を統一することと実務を統一することは、まったく次元の違う問題だという趣旨です」
「果たして、本当に単一の基準に統合することが望ましい結果を生むのかということになるとそれをサポートする経験的な証拠は存在しないことも指摘されています」
「それぞれの地域で緊急事態が生じますから、場合によっては各国で個別当座の基準を作っていかなければいけない可能性がある。そうするとまた基準の違いが出て、再びコンバージェンスが始まることもあるのかなと思います」
「使われている基準がだめとなったらすぐ別の基準に変えなければなりませんが、改めて考えていたのでは間に合いません。現実に市場で使われていて、それにすぐスイッチできる位の近さを持つ代替可能な基準の存在が危機対応においては不可欠なのですね」
一つ一つがなかなか興味深いことを言ってるなと思います。が、今回は紹介だけ。
次回掘り下げてみようと思います。気が向いたらですが(笑)
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