【映画】ちゃんと伝える
9/2 川崎チネチッタ
これ以前に見た映画に「剱岳 点の記」「ディア・ドクター」がある。時機を逸してしまったので書かないが「ディア・ドクター」は必見。西川監督。何年かに一回しか出てこないが次が楽しみ。
というわけで今回一ヶ月ぶりくらいで観た映画が「ちゃんと伝える」
「ちゃんと伝える」。実に苦手である。同居の家族に対して、遠方の両親に対して、職場の部下と上司に対して。つれづれ考えると常に「ちゃんと伝える」ことから逃げてきたような気がする。これははっきりと自覚症状がある。ブログやmixiやtwitterに頼らず、言わなければない事をはっきりと自分の口で言わなければならない。自分の場合は極端であるが、こういう映画が出てくるということは、多かれ少なかれそう思っている層がそれなりにいるということなのか。
そんな私と同類な人間を演じるのが、EXILEのAKIRA。演技については上手いとはいえないのかもしれないが、少なくともこの映画にはそれなりにはまっている(というか、予備知識なければきっと誰かわからなかったであろう)。通う学校の教師であり部活の指導教員である父に対する微妙な感情(そういう部活を選ぶこと自体自業自得という気もするが)により、正面から向き合ってこなかったことが父の病によって明らかになっていくその苦悩。そして、結論をあいまいにしながた付き合ってきた彼女に対しても正面から向き合ってこなかったことが、自分の病によって明らかになるその苦悩。実に自分には耳が痛く、共感し通しであった。
伊藤歩もいいですね。阿部寛と共演した「青い鳥」もよかったけど、今回もまた主人公に「ちゃんと伝える」ことを迫る、対照的な彼女を好演。
でも奥田瑛二、高橋惠子が出てくると安定感が増すのは致し方がない。この夫婦は「ちゃんと伝え」あっていたのだろか。
この園子温監督という人はよく知りませんが、こういう正統派映画を作ったとはびっくり、という声が多いから、異色作品を得意とする監督なのでしょう。いい映画だとは思うが、時制の前後を多用しすぎのように感じました。もっと淡々と描いてもよかったのでは。
さあ、これで私の「ちゃんと伝え」ない性格は治るのでありましょうか。無理だろうなぁ。
しかし、洋画を全く見なくなってしまった。観たい作品があるとどうしても邦画を優先してしまうもので。


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