1月のIFRS
すっかり月1でしか追えないようになってしまいましたが、今月も復習します。
なお、編集の都合で逆時系列になってしまいました。
IASB and FASB propose common solution for impairment accounting
31 January 2011
IASBとFASBが金融商品の減損について一定の方向性で合意したとの決定。そもそも、両者とも現在の発生損失モデルから期待損失モデルへの転換を志向しながら、それぞれ異なる方法を提案しておりました。今回のSupplementary document により、両者が少しずつ歩みより、金融商品会計の統一が一歩進んだことになります。ほんとに一歩だけですが。
IASB and FASB propose to align balance sheet netting requirements
28 January 2011
こちらも、IASBとFASBのコンバージェンスを目指した公開草案。特にデリバティブにおいて、資産と負債を純額表示する基準は、IFRSと比較すると、USGAAPの方が緩いようです。今回の公開草案では、基本的にはIFRSの方針が採用され、USGAAP適用企業は資産負債のグロスアップを迫られることになります。
Live webcasts on offsetting exposure draft
25 January 2011
上記の公開草案のwebcastのお知らせ。
IFRS Foundation publishes proposed IFRS Taxonomy 2011
18 January 2011
IFRS Foundation publishes IFRS Taxonomy 2010 labels in Japanese
14 January 2011
どちらもXBRL関係の記事。2011年のタクソノミの案が公表されたということと、2010年度決算用のタクソノミの日本語訳ができたとの記事。
IASB and US FASB to publish joint proposed approach to accounting for credit losses
13 January 2011
既述の期待損失モデルの統一文書が出るという予告です。
IFRS Foundation concludes pilot XBRL initiative with public companies listed in the US
13 January 2011
米国上場の海外企業についてはIFRSの適用が認められるようになってますが、その対象会社がXBRLにて報告する体制が整いつつあるようです。6月15日以降使えるようになるとか。
Trustees set out next steps on Trustee Chair and their Strategy Review
07 January 2011
IFRS Foundation のTrustee Chair の死去に伴い、新たなChairを決定するためのプロセスを次の東京でのミーティングで話し合うことに。次回は藤沼副議長ともう一人の副議長で仕切ることになります。
Trustees update timetable for Strategy Review
07 January 2011
Strategy Review のスケジュールの更新。6月までに次の10年を見据えた方針を決定し
実行していくことになります。
Africa embraces IFRSs
04 January 2011
アフリカについて前向きなことが書いてます。一ヶ月前のことです。
チュニジアの暴動はまだ大事には至っていませんでした。
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