「ゴースト もう一度抱きしめたい」 を観てきたよ

映画は月2-3回みるものの、レビュー書くのは苦手で
殆ど書かないんですが、今回ばかりは言いたくなりました。

「原作をなぞるだけじゃ原作は超えられんでしょう」

の一言につきます。

Demi Mooreよりは松嶋菜々子のほうが好みです。
Patrick Swayzeよりもソン・スンホンのほうがかっこいい(かもしれない)

でもそれに加えて行った工夫が男女入れ替えるだけ、というのでは・・・

そもそもリメイクという時点でネタバレなので、

死ぬぞ死ぬぞ・・・・ほら死んだ
裏切るぞ裏切るぞ・・・ほら裏切った

楽しみ方が吉本新喜劇と一緒。笑えないだけたちが悪い。

原作でWhoopi Goldbergが演じている似非霊師は樹木希林が演じていて、流石の役者ぶりを見せてはくれますが、これも正直物足りない。監督のこの役に対するリスペクトがたりないような気がします。もっと大暴れさせても良かった。

そして、一番ガッカリ感が漂うのが、平井堅のUnchained Melody。不幸なことに原曲のThe Righteous Brothersと声色が似ているせいで、モノマネのように聴こえてこの映画の「パチもん」感を増幅させてくれます。(もっとも主題歌の「アイシテル」では相変わらずの手練手管ぶりを発揮してさすがだと思いますが)

というわけで、原作のぶっ壊し方を笑うために観にいった映画なのですが、その期待すら裏切られたというわけでございました。

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【映画】20世紀少年

9/6 109シネマズmm横浜

20世紀少年

1作目2作目に引き続き息子と観賞。

しかし、公開してからずいぶん経つっていうのに、
どうもネタばれを書くのがはばかられる。妙な映画である。
したがって、多くは書かない。

ネットを見る限り、酷評が多いけど、
既に1作目にして細かいことを気にしては観られない
シリーズだということが分かったので、そんなのは求めない。
普通に世界に入って行き、普通に楽しめることができた。
ある意味幸せかも。

まあ、ともだちを大事にしなきゃ、という道徳的な教訓もあったが、
あまりそれを強く出しすぎても面白くなかったと思うので、
これはこれでいいのかと。

うーん、ネタばれなしだとそれはそれで書きにくい。

ネタと関係ないところでは、
科白のない高橋幸宏が妙にかっこよかった。

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【映画】ワルキューレ

3/28 川崎チネチッタ

映画館の無料券の使用期限が迫っていたため、というどちらかというと消極的な理由によって観にいった作品。この春休みの時期は子供向け映画に席巻されていて選択肢が異様に狭いのである。一方最近、某シリーズの影響で最近見るのは邦画ばかりだし、シリーズ無関係でも「20世紀少年」や「ヤッターマン」などの思考を必要としない作品ばかりであったため、たまにはこういうのも見なければ、とも思っていた。

内容は、ヒトラー暗殺計画、といえば思い出すのが「鷲は舞い降りた」。なんて当然のように言っていますが、この本やなぜかこの本にて紹介されていたことがきっかけで読んだのはごく最近のこと。その「鷲は舞い降りた」では、どんなに綿密な計画を立てたとしても、どこかで瑣末な狂いが生じて、その狂いが連鎖して最終的に破綻してしまうという、スリリングな流れが魅力となっています。

それに比べるとこの映画の主人公の計画はあまりにも安易。実行面でこの程度の狂いは当然あり得ることですし、少しでも狂った際には即座に計画を中止する、そういった慎重さがほしかったと思います。もっとも、それでは映画になりませんし、そもそも実話がモチーフになっているので、あまりここだけ取り出すことが意味のある議論ではないですが。

ただ、後半の緊迫した展開は引き込ませるものがありました。指揮官の決断の遅れ、部下のフライング、錯綜する情報と、それぞれの保身が入り乱れる。そしてひとつのきっかけでだんだん流れが変わって行く。まさに「ミッション・インポッシブル」の頓挫。決してカッコいいだけではないトム・クルーズを見ることができます。


で、ここからは個人的な話。映画の良し悪しは置いておいて、まず人物が追えないのである。もともと実生活でも顔と名前を一致させるのが極端に苦手な自分であるが、ましてそれが当時のドイツの国家組織と階級の上下が分からないとなかなか入り込めません。最後のほうになってようやく分かったのでは手遅れでした。この映画では登場人物に大河ドラマよろしく日本語でテロップを出すサービスをしていますが、裏を返せばそれだけ人間関係の把握が難しい、という配慮でしょう。それがあってすら、ですから、個人的にそういうのを把握する能力が落ちているようです。洋画鑑賞力?というものでしょうか。

そして、後からいろいろなウェブサイトで確認すると、人物を追うのが精一杯で、いろいろな伏線を見落としていることが分かりました。上記で書いた計画の杜撰さについても、そういった伏線をしっかりキャッチしてればそれほどの疑問は感じなかったのかもしれません。

というわけで、自信のない方は予習をしていくか、2度見たほうがいいかもしれません。
(まさかム・クルーズの映画でこういった締めの言葉になるとは思いませんでした)

(もう1つ追記)
私は日本人であり、普段外国人と接することも、話すこともそうあるわけではなく、アメリカ人とドイツ人の区別(この定義が意味あるものかどうかはとりあえず置いておいて)がつくわけではありませんが、それでもヒトラーが英語を話していたり、ドイツ軍人たちが散々英語で会話した後に「ハイル・ヒットラー」と宣言するのは妙な違和感がありました。私ですらそうなのだから、英語圏、独語圏の方はどう思うのでしょうね。

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【映画】シュガー&スパイス~風味絶佳~

あー、何てこった。
某映画と間違って入ってしまいました。

何が悲しゅうて、柳楽優弥とKaoru Amane、もとい、沢尻エリカという一回りも違う(これでもいったいいくつサバ読んでるか)お子様たちのママゴトみたいなラブストーリーを金払って見なければ・・・

・・・まあ、よかったんじゃないでしょうか。

劇中に「Unchained Melody」が流れる。「ゴースト~ニューヨークの幻」のメインテーマであることを思い出す。パトリック・スウェイジとデミ・ムーアのラブストーリーであるが、助演女優賞をとったのはウーピー・ゴールドバーク。彼女主演の映画と評する人もしばしば。

そして、この映画の主役は柳楽くんでも、エリカさんでもなく、夏木マリ。

「義経」の丹後局のヘアメイクも凄かったが、それに負けず劣らずぶっ飛んだ姿で登場。もう歳なんだから仕事選べよ、最初は言いたくなったが、それがラブストーリーの主役二名をはるかに凌駕する演技力で、映画内の空気を支配していきます。

そして、映画内で柳楽くんに「完璧だ」と言わしめた沢尻エリカの笑顔。まさに完璧としか言いようがありません。劇中では必ずしも天使にはなりきれないのですが、あの笑顔で帳消し。おじさんには眩しすぎて。

そして柳楽くん。私にはデビュー作のインパクトが未だに強すぎて、なかなか入り込めません。でもなかなか他の人にはまねできないキャラであることは確かです。今後どのように育っていくのでしょうか。

うん、たまには、世代の違った映画を見に行くのも悪くない。
劇場では明らかに浮いていましたが・・・

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【映画】ダヴィンチコード

公開後の混雑も「デスノート」の公開により少しでも空いたかと思い、仕事を投げ出し出かける。

原作読んでから出かけた。「導師」の正体が分かりながら見ているので、何のスリル感もない。やはり読まずに見たほうが良かったか。でも予備知識なしで見に行くと、ストーリーにキャッチアップできたかどうか・・・

あまりにストーリーに忠実なため、時々舟を漕いでしまうことも。もっともあの原作をそのまま3時間弱に収めてしまうのは無理な話。謎解きに全然苦労したように見えないのも、スリル感をそぐ原因か。原作で図書館で何時間もかけている検索が、携帯一発検索で済ましているところは笑ってしまったが。

・・・と、油断していると、ラス前が微妙に違ったりしている。このラス前だけ変えた意図は何でしょう?イエスの末裔がフィレンツェでデートするのはけしからんということか?

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【映画】寝ずの番

これは香港帰りのフライトで。

いやー、見てよかった。どう間違っても今後テレビで放映されることは未来永劫ありえないであろうから。

冒頭から禁ワード連発なのであるが、不思議と下品な感じがせず、粋と言うものをを保っている(と言う資格は私にはないのかもしれないが)。木村佳乃があんなことしたり、あんな台詞を吐いたりしているのに、である。

惜しむらくは、中井貴一、岸部一徳がまったく噺家に見えないところ。二人とも決して下手な俳優ではないかと思うのだが。それに比べると長門裕之はちゃんと噺家に見えたところがすごい。

また(噺家役ではないが)堺正章が見事にはまっている。思わず機内で合いの手入れそうになったよ。

で、私が一番笑ったのは、機内での上映と言うこともあり、この映画の英語字幕が表示されていたこと。いやー、勉強になりました(笑)

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【映画】マッチポイント

香港行きフライトで鑑賞。ウッディ・アレンの新作。
http://matchpoint-movie.com/

お国柄と、階級を別にすれば、現実にもドラマにもあふれている三角関係話、と思いきや、現実にはないが、火曜サスペンス劇場にはあふれているような展開になり、と思いきや、「聖女たちのララバイ」(古)が流れる30分以上も前に突如終了する、といったストーリー。機内トラブルでDVDが飛んだのかと思った。

日本未公開らしいので、流石にネタばれは書きにくい。これくらいのネタふりでご勘弁を。

ウッディアレンにしてはきわめて普通の映画です。何かヒネリを期待すると肩透かしかも。
ラストの意外性が売りか。

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【映画】ピンクパンサー

うん、こういうのを待っていたのかもしれない。

「笑わせてみようホトトギス」的な押しつけがましさは「プロデューサーズ」と変わらないかもしれないが、こちらのほうがずっと後腐れがなく、すっきりしている。(もっともHの発音云々は、仏人がみてどう思うか・・・)

正直思ったほどバカ笑いできたわけではない。
もう一工夫欲しいところとか、やり過ぎのところもあった。
そのあたりが持ち味なのでしょうが・・・。
ドリフのコントで育った人間としては、こちらのほうが性に合います。

黙々と演じるジャン・レノが笑えました。

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【映画】明日の記憶

うん、これはジャンル分けをするならば、私はホラー映画の所に入れたいです。これだけリアリティのある恐怖を描いた作品があったでしょうか?

これは若年性アルツハイマーに焦点を当てていますが、最近流行の記憶喪失もの。私が見ただけでも「私の頭の中の消しゴム」「博士の愛した数式」がありました。これらはこれらでそれなりにいい映画だと思いましたが、「明日の記憶」はその二番煎じくらいかな、くらいの気持ちで見に行ったのですが、やられました。打ちひしがれました。

とにかく、自らの身に照らしてたときのその圧倒的リアリティ。固有名詞が出てこないなどの症状、そろそろ気になる年齢です。主人公は私より10歳ほど上の設定ですが、いつでも同じことがわが身にも起こりそう。

そして、妻、娘、同僚、クライアント、決してみんな完璧な人間ではないけれど、主人公の状況に対する暖かい視線が印象的でした。主人公とて、彼らに完璧に接してきたわけではないはずなのに。主人公は周囲の人間に恵まれています。

そう。自分はどうなんだ、10年後、こんな恵まれた環境にいることができるのか?10年後、周囲が暖かい目で見てくれるような生き方をしているのか?そんな難問もこの映画は突きつけてくるのです。

いろいろな意味で、久々にずっしり来る映画でした

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【映画】プロデューサーズ

決算中は封印していた(というか、単に行けなかった)映画鑑賞。5月に入ってやっと見に行くことができるようになりました。復帰?第一作に選んだのは、The Producers。

実はここのところ相次いでいるミュージカル映画にはまってました。「CHICAGO」は映画館で3回見たかな、それ以外でも機上でも見てるしビデオでも見た。「オペラ座の怪人」も映画館で3回見た。それより前には「ウェストサイドストーリー」がリマスターされたときも2回見た。そんな私なので、この映画を見に行くことは既に決まっていたのでありました。

唯一の心配はおすぎが絶賛していることだったのだが・・・

【以下ネタばれ】

うん、心配が現実になってしまった。なんか面白くない。結構絶賛している人は多いようだが、自分の笑いのつぼからはかなり外れている。何だろうこの期待外れ感。いろいろ考えてみた。

1.ストーリーのつじつま

いや、こんなおバカな映画の細かい辻褄を問題にするほど野暮ではないつもりです。でも、根本的に「作品がこけた方が儲かる」という、ストーリーの大前提がどうしても理解できなかったんですよ。事実大ヒットしても金を持ち逃げできてるわけで。こけた作品には国税庁(IRS)は見向きもしない、との発言がありましたが、損出してても来るのが税務調査ってものなので・・・、ということを気になる人間が見る作品ではないってことですね。

2.楽曲のインパクト

「オペラ座の怪人」では、冒頭すぐのメインテーマのオルガン「びゃーー、びゃびゃびゃびゃびゃー」というところで既に戦慄が走りましたし、CHICAGOではキャサリンセダジョーンズの「All That Jazz」や「Cell Block Tango」に圧倒されたわけですが、それに匹敵するインパクトのある曲がないのである。見たあともあまり覚えていない。免疫ができて並みのことでは驚かなくなってきている、というのもあるのだろうが。

3.キャラの魅力

たとえばCHICAGOなどでは、自分がリチャードギアになったつもりで観ているわけですよ(こら、笑うんじゃない)。オペラ座の怪人でも役割はかっこいいわけでもないのですがジェラルドバトラーになりきって今にも歌いだしそうになりながら鑑賞しているわけです(迷惑な客だ)。これらに較べると、自ら手を上げて替わりたいキャラというのがいないんですよ。強いて言えば、一番最後の・・・いやこれは究極のネタばれだから止めておこう。

4.品性

いや、私とて決して上品な人間ではありません。でも、ゲイや老人は万国共通の問題だからともかく、ナチのネタは・・・。なんかこう、他国の古傷に塩をすりこんで痛がっているところを笑い飛ばしてるみたいな悪趣味感があります。よくも悪くもこんなことできる国はアメリカしかありません。心の底からは笑えないものがあります。

とつらつら書いてきましたが、個人的には認めたくないのですが、下記の要因も大きいのかなと。

5.会計士の描かれ方

まず、マザコンで女性に声かけることもできない。「Hitch」のときも書いたが、典型的な会計士像がこれらしい。そして、彼が事務所に帰ると「♪Unhappy、Unhappy」と歌いながら単調作業に従事する会計士たち。せっかく仕事忘れに観に来ているのに、なんだこの集団は。そして、夢見る副主人公は上司に辞表を叩きつけ、こう罵るのである

(CPA is)「Cetified Public A--hole!」

ああ、そうですかそうですか。

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